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■ 獣とともに住み、牛のように草を食べ
昨日の日記で「主のしもべ」について書きました。
それで、思い出したのがダニエル書の
ネブカデネザル王でした。
(ネブカデネザルと言えば、父が病気の中でも
ダジャレのつもりで、眠い時に使っていました。
ユーモアを忘れない父でした。)
ちょうど、今週の礼拝がダニエル書で(3章)
この王が出て来ました。
自分を高く上げ、金の像を造り、
それを人々に拝ませました。
けれど捕囚の民として連れてこられたユダヤ人の
3人がこの金の像を拝まないというのです。
真の神以外を神としないからです。
これに怒り狂ったネブカデネザルはこの3人を
燃える火の炉の中に投げ込むと言います。
「シェデラク、メシャク、アベデネゴは
ネブカデネザル王に言った。
『私たちはこのことについて、あなたにお答えする
必要はありません。もし、そうなれば、私たちの
仕える神は、火の燃える炉から私たちを救い出す
ことができます。王よ。神は私たちをあなたの手から
救い出します。
しかし、もしそうでなくても、王よ、ご承知ください。
私たちはあなたの神々に仕えず、あなたが立てた
金の像を拝むこともしません。」
(ダニエル3:16〜18)
そしていつもより7倍熱くした燃える炉に
投げ込まれるのですが、髪の毛一本も焦げることが
ありませんでした。
それは炉の中に3人のはずが、
もうひとりのすがたがあり、
それは受肉前のイエス様だったのです。
自分を高く上げ、自分が神の位置に立ち
人を支配して従わせよう、自分を拝ませようとするとき
3人は、たとえ燃える炉に投げ込まるとしても
ネブカデネザルの金の像を拝むことはしませんでした。
真の神以外、神としないからです。
それで今日は自分で4章を読みました。
そのネブカデネザル王の続きの話です。
夢で幻を見、ダニエルが神の力によって
その解き明かしをしました。
それは警告でした。
真の神を恐れず、自分を大きくしていると、
人間の中から追い出され、獣と住み、牛のように
草を食べ、天の露に濡れる。と。
しばらくは覚えていたのでしょうが、ちょうど
1年経って忘れてしまったのでしょうか。
ネブカデネザルは宮殿の屋上を歩きながら
こう言いました。
「この大バビロンは、私の権力によって、
王の家とするために、また私の威光を輝かすために、
私が建てたものではないか。」
(4:30)
そのことばがまだ王の口にあるうちに、天から声が
あり、幻の通りのことが起こりました。
王は獣とともに住み、牛のように草を食べ
からだは夜露にぬれ、髪の毛も鷲の羽のようになり、
爪は鳥の爪のようになりました。
しかし、期間が終わるとネブカデネザルは
天を仰ぎます。
すると理性が戻ってきて、真の神様を
ほめたたえるようになりました。
なんという話でしょうか。
けれどあの暴君ネブカデネザル王も、
幻の警告通り、一時は獣のようにされましたが、
神様によって低くされたことによって、
真の王の王、主の主を知ったのでした。
強要されても人を拝まないという話でもあり、
自分も、自分を高くしていると
獣になってしまう話でもあり、
それでも神様は痛みをもってでもして、
私たちを取り戻そうとしてくださいます。
神だけを神とするように。
2022年09月21日(水)
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