深夜の道路はすいている。 あっという間に病院にもどってきた。 今回は救急の受付の前で降りる。 叔父が駐車場にとめにいっている間受付のソファで座って待っていた。 受付のおじいさんがわざわざ部屋からでてきて「大丈夫ですか?」と。 よっぽど重症に見えたのだろうか?
叔父に連れられてもう一度大部屋へ舞い戻る。 なんだか恥ずかしい。 看護婦さんが出てきて問診され血圧、体温を測りパジャマに着替える。 この時叔父に「ホッソいなぁ、いつのまにそんなに痩せたんだ。まるで骸骨じゃないか。」と言われかなり凹む。 骸骨は嫌だ(`´)
また研修医の女医さんが現れて苦戦しながら俺に点滴をする。 この中に痛み止めが入っていると思うと嬉しくなる。 点滴が冷たくて腕がしびれるがそんなことはささいなことだ。
いつのまにか車椅子が用意されている。 「歩けるから。」というと叔父が「いいじゃないか。俺が部屋まで押していってやるよ。」と車椅子を押してくれる。 叔父が連れて行ってくれた先はHCU(High Care Unit)だった。 そこまで重症と思われたのだろうか? 「ちょっと待ってよ。入院費用はいくらになるんだろう?」と怖くなった。
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