あたたかなおうち



 発泡酒

夕食のときはいつも、小さな発泡酒を一本飲む。

ご飯が出来上がると、二人で席に座って
祐ちゃんは私のコップに、発泡酒をコポコポと注いでくれる。
お酒の飲めない祐ちゃんのコップには
私が冷たいお茶を注ぐ。

今度から自分でやろうか
そうしようか

そんなことを言いながら
結局、手を伸ばして注ぎあう。

今日も一日お疲れさま
お疲れさま

小さくコップを交わして
笑顔がこぼれる、毎日の儀式。

2006年08月01日(火)
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