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■ 二人乗り
金曜日の夜は、いつも少しだけデートする。
昨日は、ちょこっとだけカラオケに行った。 祐ちゃんが大学時代に働いていたカラオケ屋さん。 内輪の人たちばかりが集まる、小さなお店だ。 祐ちゃんがまだ学生だった頃は、本当によく遊びに行った。
祐ちゃんは歌もそこそこ上手だ。 良く通る声をしている。音程も問題ない。 なんでもこなしてしまう人だと思う。 それでも上手すぎないところに私は好感を持つ。
マスターと祐ちゃんは延々と思い出話をしていた。 今日のお金はいいよ、とマスターがいう。 また顔見せにこいよ、と。
自転車を二人乗りして、私の家に帰る。 おしゃべりしながら、 祐ちゃんの厚みのある背中を眺める。
段差があるからおしり痛いよ、 と祐ちゃんがやんちゃな声を出す。 でも痛くないようにしてくれることを私は知っていて 段差がちょっと楽しみになる。
2004年10月16日(土)
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