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■ F1での『君が代』はやはり史上初だった!
2006年08月17日(木)
昨日に引き続き、今回も先々週のF1第13戦ハンガリーグランプリでの、ジェンソン・バトンと第3期ホンダの初優勝にまつわるお話です。
今年2月9日付のVoiceでも書きましたが、過去にホンダは日本のコンストラクターズチームとして1964年から1968年までの4シーズンだけF1に参戦し、64年メキシコグランプリと67年のイタリアグランプリで2度優勝しています。つまり先々週のハンガリーグランプリがオールホンダとしては3勝目となるわけです。 その3勝目のハンガリーグランプリの表彰台で、通例に従ってドライバーのジェンソン・バトンを称えるイギリス国歌が演奏された後、続けてコンストラクターであるホンダを称える『君が代』は演奏されたわけですが、過去2回の60年代の優勝の時には、表彰台で『君が代』は演奏されたのでしょうか。
色々と書籍をあさって調べてみたのですが、その結果過去にホンダが2回優勝した60年代当時は、まだ優勝したドライバーの国の国歌が演奏されただけで、コンストラクターズの国歌は演奏されていなかったということが判明しました。 つまり、先々週のハンガリーグランプリの表彰式で演奏された『君が代』は、F1史上初ということになるわけです!僕たちは非常に歴史的な瞬間に立ち会ったということになるのです!
……そんなF1史上に残る歴史的な瞬間だったにもかかわらず、ホンダを応援している日本のF1ファンと、それ以外のチームを応援している日本のF1ファンの、この温度差の違いは一体何なんでしょうかねえ。まあ、当然日本人とはいえアンチ・ホンダはいるでしょうし、佐藤琢磨ファンにしても、今回優勝したドライバーが昨年結果的に琢磨をホンダから追い出す形になったジェンソン・バトンですから複雑な心境でしょうし、ましてやフェラーリ信者にとってはホンダの優勝などどうでもいいことでしょうし、シューマッハの自滅によってタイトル獲得が危うい状態なので、それどころではなかったでしょう。
まあ、日本人だからと言って「F1史上初の『君が代』ぐらい感動しろよ!」と感動を押しつけるつもりはありませんが、『君が代』が流れたことに無関心でいられる日本人F1ファンは、これまで一体F1の何を見てきたと言うんでしょうかねえ……。
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