|
|
■■■
■■
■ 「マツダイラ」の人物紹介文をクハナさんに依頼
2006年07月27日(木)
今月中に最新作の公開を予定しているF1小説『マツダイラ』ですが、さすがにエピソードも10話を突破し、登場人物も増え、何人かの読者の方々から「登場人物紹介を作って欲しい」というご要望をいただきました。これだけ登場人物が増えてしまうと、名前が出てきても「この人だれだっけ?」と一瞬混乱してしまうのは当然ですよね。
昨年の12月に、まずは人物相関図を制作してとりあえずその場を凌いだのですが、僕自身も今年に入って多忙の日々が続いていまして、なかなか人物紹介までに手が回っていない状態なんです。とりあえず人物紹介用のキャラクターのビジュアル案なども描いたりしていたのですが、実はこちらの方も行き詰まっていまして、正直ほとんどのビジュアル案に納得できない状態です。
そこで、とりあえずキャラクターのビジュアルは後回しにして、まずはテキストでの人物紹介だけでも用意しようと、『マツダイラ』の設定資料を見直したりしていたのですが、今年になって新しいレギュラーの仕事が増えたりして、結局テキストでの人物紹介すら書いている余裕がなくなってしまいました。このサイトを運営するで僕が現在優先している順序は、1,掲示板へのレス、2,Voiceの執筆、そして『マツダイラ』本編の執筆、3本柱なのですが、それすらままならない状態なので、時間的に僕が『マツダイラ』の人物紹介を書くのは不可能という結論に至りました。
そんなわけで、『マツダイラ』の人物紹介は他の方にお願いすることにしました。『マツダイラ』の人物紹介を書いて下さるのは、Barや『マツダイラ』の感想板などでおなじみのクハナさんです。クハナさんはこれまでにもお仕事で様々な映画の配給や買い付けに携わって来られ、こういった物語に関するレビューのエキスパートです。さらにクハナさんはこれまですべての『マツダイラ』を読破して下さっているので、Barに来られている方々同様、『マツダイラ』を最もよく知る読者の一人です。ですから僕としても安心してこの仕事をお願いできるというわけですね。もちろんお仕事として依頼しているので、少ないですがギャランティを支払います。
さて、クハナさんにこの仕事をお願いするにあたり、ご本人も『マツダイラ』の続きを楽しみにして下さっている読者の一人ですから、クハナさん自身にもネタバレにならない程度の登場人物に関する設定資料集をお送りし、その上で「本編の閲読意欲を与えるものであれば、何を書いてもいいです」とお願いしました。はっきり言って“丸投げ状態”ですな。 で、この仕事をお願いしたのが約1ヶ月ほど前だったのですが、クハナさんもご多忙の中この仕事をこなして下さり、今日早速数人分の登場人物紹介文の草稿が届きました。
……ものすごいマニアックです。
……作者の僕ですら知らなかったことまで書かれています。
……しかも一人分の量が尋常じゃないです。
はっきり言ってこれを読めば、その人物のすべてが分かります。もちろんクハナさんは『マツダイラ』の作者ではないので、登場人物の内面的なことまでは知る由もありませんが、そのあたりのこともクハナさん独自の推測によって、事細かに考察されています。さらにそれを裏付ける記述が本編から抜粋されていたりと、『マツダイラ』の人物紹介としては非の打ち所のない、完璧な仕上がりとなっていました。
いや〜まさかここまで緻密なレビューをしていただけるとは思ってもいませんでした。予想を遙かに上回る出来映えで、作者冥利に尽きるとはまさにこのことです!僕自身読んでて非常に興味深いですし、今回送られて来た人物以外のレビューも早く読みたいです!
クハナさん、お忙しい中素晴らしい仕事をこなして下さり、本当にありがとうございます!引き続き残りの人物のレビューもよろしくお願いしますね!急ぎませんので、時間のあるときにでも、片手間でいいのでお願いします!
ところでこの『マツダイラ』人物紹介、公開はまだしばらく先になりますが、クハナさんから今回頂いた草稿の添え書きに「記述できるすべての内容を書きましたが、ご推敲頂いた上、不要な部分や適切でない部分はそちらで削除・訂正をお願いします」と書かれていたのですが、せっかくなのでほぼ全文を掲載しようと思っています。人物紹介としてはかなり文章量は多いですが、お読み頂ければ『マツダイラ』をより深く理解して頂けるでしょう。
|
|
|