Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 F1開幕まであと30日!
2006年02月09日(木)

【2006 Voice Rally Result】(Update:February13)
 Mako Hakkinenn(M-NEST.net/JPN)…… -4days


 ……を、切りましたよ皆さん!正確には開幕まであと29日です!

 いや〜、毎年F1シーズン開幕が近づくとわくわくして胸が高まってきますが、今年ほど開幕が楽しみなのは久しぶりですな。何と言っても昨日もお伝えしたスーパーアグリ・フォーミュラ1が新規参入して、F1グランプリは2002年以来3シーズンぶりに11チーム22台で争われることになります。

 さらに今シーズンはジョーダンがミッドランドに、ミナルディがトロ・ロッソに、BARがオールホンダに、そしてザウバーがBMWに変わり、そしてBMWと決別しコスワースエンジンを搭載することになった名門ウィリアムズを含む5チームが新体制での参戦と言うことになります。ミッドランドとトロロッソはおそらく、振興チームであるスーパーアグリと共に今シーズンも最後尾争いを繰り広げることになるでしょうが、いずれにしてもどのように勢力図が変わるのかが見物ですね。

 そして昨シーズンにタイトル争いを繰り広げたルノーVSマクラーレン・メルセデスの戦いに加え、王座から陥落したフェラーリが復活を見せるかも大いに注目したいところです。もちろんアロンソ、ライコネン、シューマッハを中心とした大混戦のドライバーズタイトル争いも注目です。くれぐれも再びシューマッハ独走などという悪夢のシーズンにはならないで欲しいものです。

 今シーズンはレギュレーションも大きく変わり、エンジンは基本的にV8−2.4リッターに統一、そして予選方式が昨年までの一発方式からマルチラップ方式に戻り、予選セッション中の給油も認められたため空タンクでの限界アタックが見られるようになり、さらにパンチアウト制という新たな要素が加わり、予選セッションも面白くなりそうですね。
 決勝レースでも、昨年のレース中のタイヤ交換禁止というルールが廃止され、再びレース中のタイヤ交換が認められるようになったので、タイヤマネージメントを気にしない序盤からのバトルがまた見られることになりました。

 さて、僕が今シーズン最も期待しているのは、スーパーアグリや佐藤琢磨の活躍ももちろんですが、それも含めたホンダ、トヨタの初優勝です。まあスーパーアグリと琢磨は今年は無理でしょうけどね。特にトヨタは今シーズンは開幕3戦で優勝したいと意気込んでいるため、否応なしにもその期待は高まります。ホンダも、もういつ優勝してもおかしくないと言われているジェンソン・バトンに、今シーズンからは優勝経験豊富なルーベンス・バリチェロも加わり、今年こそは初優勝して欲しいものです。

 なぜホンダ、トヨタといった日本チームの初優勝を期待しているのかと言えば、それはもちろん、F1の表彰台で「君が代」が流れるという歴史的瞬間を見たいからです。ご存じのように現在のF1では、表彰式の際、優勝したドライバーの国家が演奏された後、そのドライバーのチームの国歌が演奏されます。つまり、トヨタかホンダの誰かが優勝すれば、その優勝したドライバーの国家の後、チームの国家である「君が代」が流れるというわけです。

 現在のホンダ、トヨタ以前に日本のチームが単独でF1に参戦したのは、1964年から1968年までの4シーズンだけ参戦した第一期ホンダのみですが、当時のホンダは64年メキシコグランプリと67年のイタリアグランプリで2度優勝しています。しかし、当時の表彰式で優勝したチームの国歌も流れていたかどうかは不明で、僕が知る限り、F1の表彰台で「君が代」が流れたことはありません。

 そう言う意味でも、今年はF1の表彰式で「君が代」が流れる可能性が高いこともあり、否応なしに期待してしまうわけですよ。ヨーロッパ文化の色が強いF1であの重々しくオリエンタルな「君が代」のメロディが流れるのが非常に違和感がありそうですが、そろそろ聴かせて欲しいですよね〜皆さん!

 本当なら日本人ドライバーが勝って最初に「君が代」が流れるのが理想ですが、それはまだだいぶ先の話になりそうですな……。



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