Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 「イベント・ホライゾン」を観る
2005年09月09日(金)

 今日はWOWOWから録画してあった映画の中から、「イベント・ホライゾン」という映画を観ました。この映画は97年に製作された映画で、まさに宇宙での幽霊船を題材にしたSFホラーで、最新SFXを駆使したハリウッド映画では珍しくユニークなSF映画だといえるでしょう。

 西暦2047年。調査救助船“ルイス&クラーク”号が海王星への極秘任務に飛び立った。その目的は7年前に海王星で消息を絶った超深度宇宙探査船イベント・ホライゾン号の救助であった。実はイベント・ホライゾンには重力制御による新航法システムが取り入れられており、今回の作戦に特別参加したウェアー博士はそのシステムの開発者だった。やがて海王星でイベント・ホライゾンの姿を捕えた一行は船内に侵入するが、同時にクルーが幻覚や幻聴に苛まれるようになっていた。ウェアーもまた家庭を顧みないために自害した妻の幻影を目にする。やがてクルーの一人が小型のブラックホールを生み出すという重力制御装置のコアに取り込まれるという事態が発生。そして船内の異変は加速度的に増していく。いったいイベント・ホライゾンに何が起きたのか? そしてブラックホールを抜けたこの船は7年間どこにいたのか? 謎が深まる中、何かに取り憑かれたウェアーは“ルイス&クラーク”号に爆弾を仕掛けるのだった……というストーリー。

 この映画は位置づけ的にはB級映画とされていますが、観てみたらなかなか面白い映画でした。何と言っても冥王星の軌道上に浮かぶ巨大な幽霊船のセットが素晴らしく、無重力の感覚や宇宙空間での浮遊感などもよく表現されていました。
 一言で言うと「エイリアン」と「惑星ソラリス」を足して2で割ったような感じですが、いわゆるエイリアンは一切登場せず、最後まで宇宙の“お化け屋敷”的な映画だったと思います。
 しかしまあ、やはりB級映画と言われているだけあって、内容的にそれほど濃いものではなかったとも思います。この映画を劇場で観ていたら、きっと怒り狂っていたと思います。自宅で、タダで録画したものを、期待せずに観たのが良かったのかもしれませんね。

 しかし、キャストは以外と豪華でしたぞ!何と「ジュラシック・パーク」と「ジュラシック・パーク3」で主役の恐竜おじさんを演じたサム・ニールが何と悪役!そして、「マトリックス」シリーズでモーフィアス役を怪演したローレンス・フィッシュバーンがこの映画では主役を演じていました!

 ローレンス・フィッシュバーンは、この映画でもキャプテン役でした。



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