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■ F1カナダグランプリ決勝
2005年06月13日(月)
●F1ヨーロッパレポートをアップ
昨夜はF1第8戦カナダグランプリの決勝が行われましたが、前戦ヨーロッパグランプリでトップ走行中にファイナルラップでリタイヤしてしまったキミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)が、今回はきっちりと優勝しました。しかも前戦逆転で優勝したポイントリーダーのフェルナンド・アロンソ(ルノー)が今シーズン初めてリタイヤに終わったことで、ランキング2位のライコネンがアロンソから10ポイント奪い返した形となりました。
カナダグランプリは毎年サバイバルレースになりますが、今回も20台中9台のマシンがリタイヤするという波乱の展開でしたね。しかも上位を走っていたジャン・カルロ・フィジケラ(ルノー)、アロンソ、ジェンソン・バトン(BAR・ホンダ)が次々に消えていくという状況で、バトンがクラッシュしたことでセーフティーカーまで出動するというレースになりました。 さらにこのセーフティーカー導入中に、ライコネンとワンツー体勢でトップを走っていたファン・パブロ・モントーヤ(マクラーレン・メルセデス)がピットインした際、ピットレーン出口の赤信号を無視してコースに戻ってしまったため、失格になってしまいました。
マクラーレンにしてみれば、これほど不公平なことはないですよね〜。だってセーフティーカーが入らなければ、そのままモントーヤとライコネンのワンツーフィニッシュは確実だったわけですからねえ。まあセーフティーカーによってそれまで有利だったのが一転して不利な状況になってしまうというのは仕方がないとしても、赤信号を無視したからといって、失格というのはちょっと厳しすぎるような気がします。テレビゲームじゃないんですからねえ。せめてピットペナルティぐらいが妥当だったような気がします。まあ、シグナルを無視したのは事実ですから、モントーヤの自業自得といわれればそうなんですけどねえ。
さて、今回ようやく今シーズン初めてフェラーリの2台が揃って表彰台に登りましたね。ミハエル・シューマッハは予選で2番手だったので、今回は優勝できるかなと思っていたのですが、スタートで出遅れて一気に後方に飲み込まれていってしまいました。今シーズンのフェラーリはあまりグリップがないとは言われていますが、やっぱりシューマッハって、スタートは得意ではないようですな。だからいつもラインを変えて後続を押さえ込もうとしているんですね。シューマッハにも、苦手なものはあるということですね。しかしそれでも上位陣が次々に消えていき、気がつけばシューマッハは予選と同じ2位でフィニッシュしました。
そして今回もっとも驚いたのがバリチェロ、予選でノータイムに終わり、長いF1キャリアで初めての経験というピットからのスタート、最後尾からスタートするようなものなのですが、スタートと同時に燃料を積み、重いマシンでスティントを伸ばし、終わってみれば3位表彰台獲得ですから、こうなるとバリチェロよりも前のグリッドからスタートして入賞すらできなかったマシンは立場がないですね。今回もバリチェロは、運がなかったにもかかわらず懸命に頑張って結果を残しました。
次のアメリカグランプリはもう今週末か……。寝不足になりそうです。
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