Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 「フォーガットン」を観る
2005年06月12日(日)

 先日Voiceで、今年は観たい映画が盛りだくさんということで、僕が観たい映画をいくつか挙げてみましたが、今回はそのうちの「フォーガットン」という映画を観てきました。

 「フォーガットン」は、飛行機事故で最愛の息子を亡くし、何ヵ月経っても立ち直れずにいた一人の女性に降りかかる想像を絶する出来事を驚愕の展開で描くサスペンス・スリラーで、主演は「ハンニバル」「エデンより彼方に」の演技派ジュリアン・ムーアです。予告編などでは「シックスセンス」以来の本格サイコスリラーと詠われていました。

 主人公のテリーは、飛行機事故で亡くした息子サムと夫と3人で撮った記念写真からサムだけが消えているのを見つけ困惑します。異変はさらに続き、大切なアルバムからも、そしてビデオテープからもサムが消えてしまうのです。しかもその後、動揺するテリーは精神科医に「息子など最初から存在しなかった」と告げられます。ショックを受けるテリーは、サムの存在を証明しようと躍起になるというミステリアスな映画です。

 ネタバレにならない程度に感想を述べるとすれば、この映画の核となるのは、「なぜ死んだ息子サムの存在が消えていくのか」ということになるわけですが、僕が予想していた展開とは違っていて、かなり突拍子もない内容だったというのが正直な感想ですね。しかも、この映画も今年公開される他の映画同様の流れを踏襲しているなあと思いました。もちろん制作側はそれを意図していたわけではないと思いますが。この意味は、映画を観た方ならおわかりいただけるかと思います。

 この映画で僕が一番驚かされたのは、「超大胆な拉致方法」……ですかね。

 なかなか面白い映画でしたよ。



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