Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 ジーコジャパン、勝利の代償
2005年06月03日(金)

 サッカーワールドカップアジア最終予選、ジーコジャパンは敵地でバーレーンを破り、ワールドカップ出場に王手をかけました!日本は前半34分、ミッドフィルダーの小笠原が中央からミドルシュートを決め、最後まで試合の主導権を渡さず、逃げ切しました。窮地のジーコ監督が打って出た1トップの新布陣と、ピッチの指揮官中田英寿のリーダーシップで得た貴重な勝ち点3でした。日本は、北朝鮮戦(8日、バンコク)の引き分け以上で3大会連続のワールドカップ出場出場が決まります。

 小野伸二の右足骨折による戦線離脱で中田英がボランチに下がり戦術変更を余儀なくされ、ジーコはトップ下で中村俊輔と並べる代役に小笠原を選びました。前半34分、右に開いた柳沢から中央でパスを受けた中田英は鋭く縦に速いパスを入れ、中村がヒールで落としたボールを小笠原が右にフェイントでディフェンダーを1人交わして右足でゴール左隅に蹴り込みました。ジーコが最終的に配置した4人で取った決勝点でしたね。

 しかし、この試合で三都主、中田英、中村のミッドフィルダーの要3人にイエローカードが出され、3人とも累積枚数が2枚になってしまったため、次戦北朝鮮戦は、この3人に加え小野も欠く事となり、非常に厳しい状況に追い込まれてしまいました。
 北朝鮮はスタミナがあり、特に後半で強さを発揮してくるチーム、さらに当日は観客が全くいないタイ・バンコクでの試合、ピッチコンディションが日本のスタジアムに比べてかなり悪いと言われており、中盤でのパス回しで攻めていく日本代表にとっては不利な展開となる事が予想されています。

 北朝鮮戦で引き分け以上ならワールドカップ出場が決まりますが、最後の最後で主力4選手を欠いての試合、ジーコジャパンの進む道は、最後までいばらの道ですな……。



↑エンピツ投票ボタン
My追加


≪過去 未来≫ 初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加