Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 ジーコジャパンにまた試練!
2005年06月02日(木)

 サッカーワールドカップ、アジア最終予選の天王山、敵地のバーレーン戦は日本時間の4日午前1時半、運命のキックオフを迎えます。この試合から最終予選の後半戦に入るわけですが、現在イラン(勝ち点7)に続いて2位の日本(6)は今回、3位のバーレーン(4)に勝てば3大会連続3回目の出場に王手をかけます。また引き分けでも8日の北朝鮮戦(バンコク)の結果次第で出場が決まることになります。しかし、負けてしまうとワールドカップ出場は非常に厳しい状態となり、勝つと負けるとでは天国と地獄の大一番であると言えます。

 ところが、そのジーコ監督率いる日本代表に衝撃が走りました。何と1日のバーレーン入り後の初練習の際に右足の痛みを訴えたミッドフィルダーの小野伸二(フェイエノールト)が、「右足第5中足骨(右足甲外側)の疲労骨折」と診断され、今回のバーレーン戦と8日の北朝鮮戦(バンコク)の出場が絶望となってしまったのです。小野は紅白戦の途中、突然プレーをやめ、厳しい表情でピッチを後にしました。他選手との接触もなく、直接的な原因は分からないそうですが、日本協会関係者によると、オランダから帰国する前から痛みがあったということで、長いシーズンの疲労の蓄積が不運を招いた可能性が高いということでした。

 小野は3月のバーレーン戦(埼玉スタジアム)は警告の累積で出場停止だったので、今回の試合では「勝ち点3を取るために、自分のすべてを出し切りたい」と、人一倍の気合を見せ、ジーコ監督が採用した新布陣で守備的MFとして重要な役割を担っていました。それだけに小野の離脱は非常に痛いです。指揮官ジーコ監督の構想そのものを試合前日になって白紙に戻す可能性さえある、重大なアクシデントです。小野はシドニー五輪も右足の故障で棒に振っており、今季も足の状態には苦しみ続けていました。日本最高のテクニシャンだけに、度重なるけがの悲運があまりにも惜しまれます。

 明日の試合、ジーコ監督に何か秘策はあるのでしょうか。



↑エンピツ投票ボタン
My追加


≪過去 未来≫ 初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加