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■ DTM、ミカ・ハッキネン早くも勝利!
2005年05月16日(月)
昨日、ベルギーのスパ・フランコルシャンでドイツツーリングカー選手権(DTM)第3戦が行われ、元F1チャンピオンで今年から現役に復帰したミカ・ハッキネン(メルセデス)が自身初のポールポジションから初優勝を成し遂げました!2位はマティアス・エクストロム(アウディ)、3位はトム・クリステンセン(アウディ)でした。ジャン・アレジ(メルセデス)も4位でフィニッシュしています。
今回20kgのバラストを積んで戦わなければならなかったハッキネンでしたが、参戦わずか3戦目にしてポールポジションを獲得した彼は、スタートでは2番グリッドのエクストロムに前に出られますが、素晴らしいドライビングと2回の完璧なピットストップでリードを取り戻すと、見事初優勝を成し遂げました。 ハッキネンはレース後「僕にとって最高の週末だった。ただ、ものすごく疲れたよ。予選からして大変な戦いだったんだ。今日勝てたのは、本当にチームのおかげだよ。マシンはパーフェクトだった。僕自身、スタートだけはまだ練習を積む必要があるね」と語りました。 この勝利でハッキネンは、エクストロム、ジャン・アレジ(メルセデス)と同点でランキング2位に浮上し、トップのゲイリー・パフェット(メルセデス)に2点差で迫っています。
開幕戦はピットスルーペナルティを受けながら8位入賞、第2戦は3位表彰台、そして今回第3戦目にして早くも優勝しちゃいましたよ!F1時代にはミハエル・シューマッハが彼のことを「悪魔のように速い」と言っていたことがありましたが、やっぱりハッキネンは、今でも速いドライバーなんですねえ。もちろんブランクもありましたのでF1で再びレースを戦うには体力的な問題があると思いますが、DTMはいわゆるハコ車でのレースですからF1ほどGがかかりませんし、周回数も今回のスパ・フランコルシャンでは24周、レース時間も1時間程度なので、F1ほど体力的にはきつくない分、まだまだ続けていけるカテゴリーだと思います。 今年は成績も文字通り8位、3位、1位と登り調子ですから、このまま行けば最後までタイトル争いを繰り広げてくれることと思います。F1時代と同じメルセデスのマシンですが、F1ほどマシントラブルはないでしょうから、きっと今後も安定した結果を残してくれることと思います。
ハッキネンは先週木曜日に女の子が誕生し、アイナユリアちゃんと名付けられ、今年5歳のヒューゴ君はお兄ちゃんになりました。そしてその週末は土曜日にDTMで初のポールポジションを獲得、そして日曜日にDTM初勝利ですから、先週のハッキネンは良いことづくしでしたね。以前F1時代、ヒューゴ君が誕生した時には成績がイマイチぱっとせず、関係者などから「子供に夢中でレースに身が入っていないのでは」などと囁かれたこともありましたが、今回はそんなことのないよう頑張って欲しいものですね。せめて2人の子供がちゃんと「お父さんはレーサーである」と認識できて、現役で活躍している姿をたくさん見せて、「お父さんはすごい!」というのを見せつけて欲しいものです。
で、このDTMのテレビ中継は、スカパーのスポーツISPNで今週末にようやく開幕戦を放送してくれます。今週末はF1モナコグランプリと重なってしまいますが、何とか頑張って両方キャプチャーできるように頑張りますぞ!
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