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■ DVD、記録容量の謎
2005年03月14日(月)
DVD録画を行うためには、まずは通常、DVD−Rという記録用のDVDメディア、いわゆる「生DVD」ディスクを買ってくるわけですが、このDVD−Rのパッケージを見ると、記録可能な容量は4.7GBと表示されています。 ところが、実際にMacを使ってDVDに映像を書き込もうとすると、4.7GBどころか4.4GB以下しか書き込むことができません。それはなぜか!
DVDの記録単位はbyte(バイト)、MacやWindowsなどのPCの容量を表す単位も同じbyte(バイト)で表示されていますが、実はこの2者、桁の計算が違うんです。PCでは1024byte=1Kbyte(キロバイト)で計算しますが、DVDでは1000byte=1Kbyteで計算しているのです。これは、コンピュータは2進数ですべて計算しているからです。単位はbit(ビット)で、8bit=1byteになります。ですから2進数で扱うため1000でくくるより、2の10乗(1024)の方が都合がいいからです。ということはつまり、
■DVD(10進法)の場合 1byte=1000Kbyte(キロバイト) 1Kbyte=1000Mbyte(メガバイト) 1Kbyte=1000Gbyte(ギガバイト)
■PC(16進法)の場合 1byte=1024Kbyte(キロバイト) 1Kbyte=1024Mbyte(メガバイト) 1Kbyte=1024Gbyte(ギガバイト)
となるわけです。ですから、DVDの記録可能容量をbyteに換算しますと、
4.7Gbyte × 1,000 × 1,000 × 1,000 = 4,700,000,000byte
PC上の計算に換算しますと、
4,700,000,000byte ÷ 1,024 ÷ 1,024 ÷ 1,024 = 4.377216100・・・Gbyte
つまり、パソコンだと実際には約4.37GBほどしか記録できないというわけです。うーん、なんだかとても損した気分ですな。
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