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■ 節操のないバトン君
2004年12月01日(水)
F1で今シーズンの後半から、ジェンソン・バトンがBARからウィリアムズへと移籍しようとしていろいろと物議を醸し出しましたが、そのバトンがウィリアムズ移籍騒動について次のように振り返りました。
「僕はいくつかのミスをしてしまったよ。僕は(ウィリアムズ移籍を実現する)法律面について詳しく知らなかったし,まわりのみんなが言うことを聞く必要があったんだ。僕は自分が正しい行動をとっていると思っていたけど,現実にはそうではなかった。僕自身としてはミステイクだったとは思わないけど,デビッド・リチャーズ監督とよく話し合わなかったことから見誤ってしまったんだ……。」
ちょっと自分勝手すぎるんじゃないか?バトン君……。あれほどウィリアムズの移籍に関して自分の正当性を主張し続け、BAR監督だったデビッド・リチャーズと対立していたにも関わらず、今頃になって手のひらを返すように態度を一変させるなんてねえ。 バトンは騒動のさなか、ウィリアムズ移籍に関し、ホンダが継続的にBARにエンジンを供給する保証がない事を理由に挙げていました。しかし年末になってホンダがBAR株式の45%を買収する事が発表され、ホンダがチームから手を引く可能性がほとんどなくなったため、彼としては今後もBARに残留する方向に気持ちが傾いているようです。
この騒動で最も大きな損害を被ったのは、BAR監督だったデビッド・リチャーズでしょうね。元々ホンダはジェンソン・バトンによるタイトル獲得を目指しているため、バトンがウィリアムズに移籍しようとしたとき以来確執ができてしまったデビッド・リチャーズを更迭してしまったわけですからねえ。つまり、リチャーズはバトンの一連のわがままな騒動によって、チームから追い出されてしまったというわけです。だから今更バトンが「自分が間違っていた」と言ったところで、後の祭りなんですよね。
まあ、得てしてF1で大物になっていくドライバーは、大抵わがままなドライバーが多いですけどね。そう言う意味では、バトンも今後大物になっていく逸材であるということなのでしょうか。ふてぶてしいぐらいでないと、F1では大成できないのかもしれませんねえ。
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