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■ 人間失格
2004年10月27日(水)
以前「おれおれ詐欺」について触れましたが、あろうことか新潟県中越地震の被災者に安否を連絡するよう伝えるテレビ番組を悪用したとみられる新手の「おれおれ詐欺」があったそうです。
ニュースによると、NHKの番組で新潟県内の親族に連絡を求めていた同区大杉の女性宅に、25日午後零時半ごろ、男の声で「被災者をまとめ、振り込みの依頼をしたり、お金を下ろして届けたりしている。親族がお金を必要としているので振り込んでほしい」と電話があったそうです。男は静岡県浜松市の地方銀行支店の口座番号と「セイキ ツトム」という名義を告げ、金額は「お任せします」と述べたといいます。女性が対応を不審に感じ、「どこの方ですか」などと聞くと、「消防です」と答え、電話を切ったそうです。女性が近くの同消防署へ出向いて相談し、振り込みをやめたため実害はなかったそうです。
さらに27日には、新潟県大和町に住む50歳代の男性宅に、陸上自衛隊員を装った男から、「あなたの娘さんが川口町で交通事故を起こした。医療機関が満杯で交通もまひしている。相手の高校生2人は瀕死の重傷で、娘もけがをしており、病院に運ばなければならない。ヘリを飛ばすので、金を振り込んでくれ」との電話があったそうです。 男性は相手が指定した金融機関の口座に2回に分けて計約300万円を振り込みましたが、その後、娘と連絡がとれ、だまされたことに気付いたといいます。最初に娘本人を装う女が電話をかけ、その後、自衛隊員を名乗る男が話したといいます。
親族を心配している人の気持ちを悪用し、本当にボランティアをしている人にも失礼極まりないです。どうしてこんな卑劣なことを思いつき、実際に行動を起こそうと言う気になるのでしょうか。本当に許せません。こういうニュースを聞くたびに怒りがこみ上げてきます。もはやこういう連中は人間ではありません。 法律的にはこの手の詐欺事件は、どんなに悪質でも無期懲役や極刑ににはなり得ませんが、例え殺人を犯していなかったとしても、こういう「非人間」に対しては死刑判決を下すことも検討した方がいいかもしれませんね。
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