Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 F1中国グランプリ予選
2004年09月25日(土)

 今日はF1グランプリ第16戦中国グランプリの予選です。今シーズン第3戦のバーレーングランプリに続いて2つめのF1初開催地。ヨーロッパ文化だったF1グランプリも、いよいよ最大の自動車市場となりうる中国大陸に上陸したんですねえ。
 F1初開催ということで、当然各ドライバーが上海サーキットを走行するのは、全員今回が初めて。昨日のフリーセッションでの初走行から、各ドライバーはあらゆるセッティングとライン取りを確かめ、最終的にフリーセッションでは、初開催地に強いミハエル・シューマッハがトップタイムを記録しました。

 ところが!明日の決勝でのスターティンググリッドを決める今日の予選2回目、最後の登場となったミハエル・シューマッハがアウトラップを終えて1コーナーへ飛び込んでいった矢先にまさかのスピンアウト!ラインを正確にトレースしていたにもかかわらず、リアがアウト側に流れてしまい、シューマッハのマシンは見事にくるりと1回転してしまい、グラベルへと外れてしまいまったのです!
 いや〜びっくりしましたねえ。ミハエル・シューマッハでもこんなことがあるんですねえ。シューマッハといえば正確無比なドライビングテクニックと冷静沈着な精神力を兼ね備えた、まさにパーフェクトなドライバー。そんなシューマッハの予選でのスピンアウトは、まったくもって信じられない光景でした。スロー映像をよく見てみると、シューマッハのミスというよりも、リアのダウンフォースが足りなくてオーバーステアを起こしてしまったように見えるのですが、1回目の予選の後、さらにダウンフォースを減らして2回目の予選に臨んだのでしょうかねえ。

 いずれにしても、このスピンでシューマッハは予選ノータイムとなり、明日の決勝は最後尾グリッドかピットからのスタート。明日のレースではシューマッハのオーバーテイクシーンが多く見られそうです。初開催の中国グランプリで、すでに通算7度目のタイトルを決めているシューマッハがどこまで追い上げてくるかが見物です。
 また、日本期待の佐藤琢磨は、残念ながら昨日のフリーセッションでエンジントラブルに見舞われ、エンジン交換を行った罰則としてスターティンググリッドの10番引き下げが決まっています。今日の予選では9番手のタイムでしたが、明日は最後列の19番グリッドからのスタート、こちらもどこまで追い上げを見せてくれるか期待したいです。



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