 |
 |
■■■
■■
■ サッカーアジアカップ決勝
2004年08月07日(土)
中国で行われているサッカーのアジア・カップ最終日は今日、当地で決勝を行い、前回覇者の日本が中田浩(鹿島)の決勝点などで中国を3−1で下し、2大会連続3度目の優勝を果たしました。日本は前半22分、中村(レッジーナ)の左フリーキックをきっかけに福西(磐田)が先制。同31分に中国の李明に同点ゴールを許しましたが、後半20分に中村の右コーナーキックを中田浩が押し込んで勝ち越し、後半終了間際には中村のパスを受けた玉田(柏)が追加しました。
日本はこの後アジア王者として、来年のコンフェデレーションズカップ(ドイツ)と、ホームアンドアウエー方式でチュニジアと対戦するアジア・アフリカ選手権に出場します。また、今回のアジア・カップ大会最優秀選手には中村が選ばれました。
今回は中国の反日ムードの中での完全アウェーの決勝戦だったわけですが、日本に敗れた中国のハーン監督は試合後の記者会見で「負けてはならない試合に負けた。非常に失望している」と述べていたそうです。同時に審判員の判定に不満を表明していましたね。日本の先制点のきっかけとなったフリーキックについて「(日本のファウルで)中国のフリーキックとなるべきだった」と指摘し、さらに決勝点となった中田浩のゴールには「ハンドのファウル」とコメントしていました。ハーン監督は「このような状況で勝つことはできない」と強調。日本と中国との違いに「経験の差だけだ」との認識も示しました。
前者のフリーキックについては僕は映像を見ていなかったので何とも言えませんが、後者の決勝点となった中田浩のゴールに関しては、確かに映像を見る限り、中田の腕にボールが当たっているように見えますね。公平な立場で見れば、僕もこのゴールはハンドだったと思います。おそらく主審はゴール際の選手が重なっている状態で中田のハンドを見逃したために中田のゴールを認めたのだと思います。中国人サポーターにとっては、このシュートは納得できないものだったであろうことは想像に難くありません。しかしまあ、今回の大会では日本代表は再三に渡って不公平と言わざるを得ない判定を受け続けてきたわけですから、最後ぐらい日本に有利な審判の誤審があってもいいのではないかと思ったりもします。
試合後の表彰式で、中村俊輔が思いがけず大会最優秀選手に選ばれ、半ば困惑したような表情で照れくさそうにトロフィーを受け取っていたのがとても印象的でしたね。しかし今回の大会で中村は本当に大活躍だったと思います。中田英寿などの主力選手を欠いての戦いで、「英さんが帰ってきてもポジションは渡さない」と強気な発言をしていた中村は、その言葉通り素晴らしい働きをしたと思います。中村の見せたフリーキックからの芸術的な直接ゴール、そしてコーナーキックからの正確なセンタリングなど、その技術は大いにファンを魅了したことでしょう。中村俊輔といえば、りぶらさんが大ファンだったと記憶しています。この文章を読んでくださっているかはわかりませんが、きっと嬉しかったでしょうね。
|
|
 |