Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 スタジオ撮影
2004年08月06日(金)

 今日は東京は築地のすぐ近く、もんじゃ焼きで有名な月島にあるスタジオでモデル撮影を行いました。このスタジオは背景(ホリゾント)が白いスタジオで、そこにカラーペーパーバックを張って、モデルの背景がその色のグラデーションになるように撮影します。写真は白ホリの前にベージュのペーパーバックを張った状態です。今日の撮影は昨日のロケとは違いスタジオ内での撮影なので、天候や時間帯、それに風や通行人などに妨げられることがないので、撮影はスムーズに進行しました。

 昨日はカジュアルウェアとスポーツウェアの撮影だったので野外でのロケでしたが、今日は紳士ビジネススーツとカジュアルスーツ、それに女性用の水着とインナーの撮影です。モデルさんはビジネススーツが日本人の男性モデル、カジュアルスーツは外国人の男性モデル、水着は日本人の女性モデル、インナーは外国人の女性モデル、それに腰から下のパンツカットに日本人の女性モデルの計5名のモデルさんを撮影しました。外国人のモデルさんが2人いたのですが、2人とも日本でモデルの仕事をしているのでカタコトの日本語なら理解できるため、コミュニケーションはまったく問題ありませんでした。

 こういったカタログや雑誌の撮影では、1カットにつき何枚も撮影してその中から良いショットを選んで使用するため、モデルさんは1シャッターごとにポーズや表情を変えて静止し、様々なバリエーションを撮影していきます。この1シャッターごとにポーズや表情を変えていく動作は、モデルさんによってそのペースが微妙に違っていて興味深かったです。
 昨日のモデルさんは今回のような仕事を多くこなしているようで、約0.5秒ぐらいでポーズや表情を素早く切り替えてきっちりと静止し、端から見ると精密なロボットのような動きでした。今日のモデルさんでは、日本人男性モデルさんは約1秒ぐらいかけてゆったりとポーズを変えて丁寧にバリエーションを変えていました。また外国人女性モデルさんは、流れるようなエレガントな動きで笑顔を振りまきながらバリエーションを変えていました。外国人男性モデルさんは、カタログの仕事の経験がまだあまりないのか、若干動きがぎこちなく、ポーズを決めた直後に一瞬動いたりと、クセのある感じがしました。

 いずれにしてもモデルさんは、どのポーズが見栄えが良く、自分のどの表情が良いのかというのを、知りつくしているのでしょうね。容姿だけでなく骨格にしても、どのモデルさんもバランスの取れた優れたプロポーションで、まさにモデルという職業は、選ばれし者の職業なんだなあと実感しました。皆さん足が長くて顔が小さく、まるで少女漫画に出てくる主人公のようなスタイルでした。


≪過去 未来≫ 初日 最新 目次 MAIL HOME


My追加