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■ F1ポールリカール合同テスト(3日目)
2004年04月16日(金)
ポールリカール・サーキットで行われている合同テストは15日、3日目を迎えました。この日の気温は15度まで上昇。ほぼ晴れた天候のもと行われたこの日のテストでも、トップタイムをマークしたのは前日に引き続いて好調BARのバトンでした。新仕様のホンダ・エンジンと、改良されたエアロダイナミックスをテストしたとされるバトンのタイムは、再びこのコースのコースレコードを書き換える壮烈なものでした。2番手はこの日もマクラーレンのライコネン。そして3番手にはウィリアムズのピッツォニアが続きました。
2日目に唯一1分6秒台の壁を破ったバトンが、さらにコンマ6秒以上もタイムを縮めてのコースレコード更新、バトン以外のドライバーは依然として1分6秒台を破ることができていないという状況、もはやBARがマクラーレン、ウィリアムズから1歩抜き出たのは疑う余地がないでしょう。今シーズンここまで飛躍的な進歩を遂げたBARを見ると、昨年までまったく活躍できなかったBARで苦しんでいたビルヌーヴが哀れでなりません。やはりビルヌーヴの高額な契約金がマシン開発の足かせになっていたんでしょうかねえ……。
単純にマシンの速さだけを見ると、ウィリアムズのテストはレギュラードライバーによるものではないにしろ、マクラーレンとウィリアムズは拮抗しているように思われます。それを考えるとここまでの3戦を見る限り、やはりマクラーレンの不振はエンジンの信頼性によるものである可能性が非常に高いと言えますね。今年からレース中の各マシンの回転数が表示されるようになりましたが、マクラーレンは意図的に回転数をセーブして走行しているのが一目瞭然ですから、ドライバーのストレスは相当なものでしょう。
ポールリカール合同テストは現地時間の今日が最終日、はたしてどんな結果が待っているのでしょうか、楽しみです。
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