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■ F1マレーシアグランプリ決勝
2004年03月21日(日)
マレーシアグランプリ決勝、ミハエル・シューマッハがスタートから一度も首位を明け渡すことなく、順調に連勝を重ねました。これで通算73勝目ですか、いやはや、この勢いは止まることを知りませんね。一体シューマッハが引退する頃には、どれだけの最多勝利数になっているのでしょうか。いずれにしても、シューマッハの記録は、今後破られることはないでしょうね。今のシューマッハは、レギュレーションによって出る杭を打たれても出てくる勢いですからね。
BARに関しては、嬉しかったのと悲しかったのと両方でしたね。ホンダユーザーとしては、バトン3位という強いホンダはとても嬉しかったですが、肝心の琢磨はレース終了3周前でエンジンブローによってリタイヤしてしまいましたからね。最後尾だからとせっかくエンジンを載せ変えてレースに臨んだというのに、そのエンジンが壊れてしまってはまったく意味がないですね。やはり琢磨は最後尾からのスタートだったので、ついつい焦ってエンジンに負担をかけてしまっていたのでしょうか。金曜日から同じエンジンを使って走っていたバトンは琢磨よりも速いラップタイムで、3位まで上り詰めましたからねえ。あのまま琢磨があと3周走り続けていたら、海外での初入賞は確実だったのですが、残念でなりません。
昨日絶賛したジャガーのマーク・ウェバー、決勝では散々でしたね。スタートに失敗していきなり順位を落とすわ、ラルフと接触してタイヤをパンクさせるわ、挙げ句の果てにエンジンブローで完走はならず、決勝では2戦連続でリタイヤに終わってしまいました。 2戦連続でリタイヤと言えば、ライコネンも哀れでしたねえ。まああのまま走っていても表彰台には届かなかったと思いますが、それにしても昨年のランキング2位ライコネンが開幕から2戦連続でノーポイントとは……序盤からタイトル争いに暗雲が立ちこめていますね。昨年のライコネンは、シーズン序盤から飛ばしていたのになあ。マシンから降りた後、怒りからマーシャルに八つ当たりしていましたね。ああいう姿を見ると、ライコネンもまだまだ子供だなあと思ったりもします。
怒りと言えば、トヨタのパニスが珍しく怒っていましたね。まあ無理もないでしょう、パニスは僚友で後輩のダ・マッタと10位争いをしているさなかにピットに呼び出され、入ってみたら実は間違いで自らピットスルー。その時ピットクルーに対して手を振り上げて怒りを露わにしていましたね。さらにその際怒りのあまり思わずアクセルを踏んでしまったのか、ピットレーンでの速度違反のために今度はほんとにピットスルーペナルティ。ミスがミスを呼ぶ典型的なパターンとなってしまいました。
次戦はF1初開催となる中東バーレーン、マレーシア同様高温でのレースが予想されるため、ミシュラン勢の巻き返しに期待したいと思います。
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