Mako Hakkinenn's Voice
by Mako Hakkinenn



 BAR・ホンダ、衝撃の進化!
2004年02月03日(火)

 1月22日のバルセロナ合同テストで、BAR・ホンダのジェンソン・バトンが暫定仕様車である005Bをドライブし、燃料タンクを軽くしてのワンラップアタックでこのコースでのコースレコードを樹立して震撼させましたが、そのバトンが先週末に発表されたばかりの新型車006で昨日、さらにその自身の持つコースレコードを自ら更新して周囲を驚かせました。

 トータル29ラップを周回したバトンはベストタイム実に1分13秒863をマーク。これは先週自身が005Bでマークしたこのコースの非公式コースレコード1分14秒607を、コンマ8秒近くも短縮、ただ一人13秒台に入るという素晴らしいものです。同サーキットで開催された2003年スペインGPの予選最速タイム(1分17秒702)を大幅に上回るものとなりました。

 そして今日、さらに驚くべきニュースが飛び込んできました。何とバトンのチームメイトである日本の佐藤琢磨が、暫定仕様車の005Bでこのバトンのレコードをさらに塗り替える、1分13秒797をマークし、日本人で初めてコースレコードホルダーとなり、パドックにさらなる衝撃を与えました。これまでここバルセロナで13秒台をマークしたのはバトンと琢磨しかいないのです!

 どうしちゃったんでしょうかBAR、今年はまったく別のチームに生まれ変わったかのような変貌振りです!チーム代表のデビッド・リチャーズが「今年はトップ3(フェラーリ、ウィリアムズ、マクラーレン)に割り込むと息巻いていましたが、このところのBAR・ホンダ旋風を見ている限り、その可能性は大いに考えられます。それどころかバトンの初優勝、琢磨の日本人初優勝も夢ではないように思えてなりません。現在行われているバルセロナテストには、フェラーリ、ウィリアムズ、マクラーレンの3強の他に、昨年飛躍的な進歩を遂げたルノーも新型車で参加しており、ドライバーもバリチェロ、ラルフ、ライコネンといった昨年のタイトルコンデンターも名を連ねているわけですからね。そんな中で今までコースレコードとはまったく無縁だったBAR・ホンダが、しかも日本人の佐藤琢磨がコースレコードを樹立したというのはもの凄いことです!今シーズンのF1世界選手権は、日本人にとって忘れられないシーズンになりそうですよ!


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