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■ 琢磨、ヘレス合同テストで3番手
2004年01月11日(日)
スペイン・ヘレスサーキットで行われているF1合同テストに、いよいよBAR・ホンダが加わり、昨年型パーツと新パーツのハイブリッドマシン005Bを駆る日本の佐藤琢磨が、R・シューマッハ(ウィリアムズ・BMW)、クルサード(マクラーレン・メルセデス)に次ぐ3番手のタイムをマークしました。タイム的には前2台には大きく差を付けられてはいますが、ライコネン(マクラーレン・メルセデス)、ジェネ(ウィリアムズ・BMW)、マッサ(フェラーリ)、デビッドソン(BAR・ホンダ)、バドエル(フェラーリ)などのトップチームや同僚のマシンを抑えての3位は大したものだと思いませんか?
昨シーズンいっぱいでそれまでチームを支えてきた元ワールドチャンピオンのジャック・ビルヌーヴがBARを去り、それによって彼の高額なサラリーをマシン開発につぎ込むことができるようになったとはいえ、これまでのところのBARの好調ぶりには驚かされますね。しかも昨年の最終戦鈴鹿で、突然ブリヂストンタイヤからミシュランタイヤにスイッチするという電撃的な発表を行い、果たして開幕戦までにマシンとマッチさせることができるのだろうかと心配でしたが、何のことはない、きっちりマッチングさせてマシンを作り込んできていたので安心しました。
現在テスト中のマシンはまだ開発途中のものですが、その時点でこれだけのパフォーマンスを維持しているのを見ても、今年のBARの新型車は大いに期待できそうです。琢磨が現役に復帰することだし、速くて丈夫なマシンを作って欲しいものです。
それにしても、開発費が増えただけであのBARがここまで進化するとは……。やはりF1で最後にものを言うのは、お金なんですねえ。
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