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■ パリダカ一時中断
2004年01月10日(土)
本来ならば今日第10レグ910キロが行われる予定だった2004年パリダカは、主催者の意向によりステージがキャンセルとなり、11日(日)も競技は行われないことになってしまいました。この2日間は単なる移動のためのリエゾン区間に変更され、10日はモーリタニアのネマからマリの首都バマコまで移動。11日はバマコからブルキナファソのボボディウラッソまで移動し、12日はそのままボボディウラッソで休息日を迎えます。
ラリーは10日にネマからモプティに向かい、11日にモプティからボボディウラッソへと向かう予定でした。つまりモプティを通らないルートに変更されたわけですが、その理由を主催者側は「安全上の理由によるため」と説明しています。以前モプティ以北の地域では治安が安定せず、地元の遊牧民トゥアレグ族とマリ政府軍の武力衝突が頻発していたのです。最近では状況は好転してきたものの、決して安全とはいいきれない状況であることは事実。とくに今回はラリーがこの地域に近付くにつれて、地元の豪族集団がコース付近に接近していることが判明。主催者は、とくに2輪など襲撃を受けやすいエントラントの安全性を重視して、2日間のステージをキャンセルした模様です。
このことは現在総合2位で首位ベテランセルを追う増岡浩(チームENEOS三菱自動車モータースポーツ/パジェロエボリューション)にとっては大きな痛手となってしまいました。一時は首位を走っていたものの、一昨日のトラブルで首位のベテランセルには約1時間も遅れをとってしまっています。ゴールまではあと6日間、この6日間で増岡がどこまでベテランセルに近づけるかに注目したいと思います。
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