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その時の私は彼の真意に 気づかず、二回もだなんて また適当なこと言ってる、 とだけ思ってた。 彼は時間がなかっただけ。 単純にそれだけ。 だから長々話すよりも、 完食するまで食べるよりも、 ベッドに行きたかったんだ。 会いたいと行ったのは私。 頼んだのは私。 彼は合意してくれたけど、 早く会いたいと言ってきた 理由を分かっておかなきゃ いけなかったんだ。 浮かれていないで、私が 全てを先に進めるべきだった。 でも彼から急かされることは なく、いつも通り二人で入浴。 なんとなくの不安はあった けれど、ベッドに入れば 期待が勝る。 肌をあわせて体温を感じて、 掛け布団にもぐりこんで 暗闇の中の彼の下半身を 見に行く。 わくわくして楽しかった。 |