私の音楽日記

2014年07月11日(金) 【LIVE】  来生たかお ソロライブ 〜stand alone 2014〜 名古屋市芸術創造センター




1.まなざしの瞬間
 ごあいさつ
2.はぐれそうな天使
3.長雨
4.シルエット・ロマンス  

MC
「長雨」の頃は井上陽水と小椋佳がすごく売れていてkitty recordもとてもうるおっていた。
お金があったので二人は海外レコーディングをしていた。そしてついでに来生も海外でレコーディングやるかという話になり、すごい豪華な外国人ミュージシャンのメンバーでレコーディングをした。しかし、結果は特に出なかった。(笑)
「はぐれそうな天使」は「TODAY」という車のCMソングとして書いたもので、岡村孝子さんのために書いたものではなかったけど、岡村さんは上手に歌ってくれた。
昔、住んでいた所はあとかたもなく変わっていた。17歳の時に初めて作った歌「サラリーマン」を1コーラス歌った。
この曲を収録したアルバムはサラリーマン風のスーツを着て駅で撮った。

5.ひと月ののち
6.ボートの二人
7.夢の途中 (ピアノがとてもダイナミックで良かった)

MC
長くやっているけど、まだまだ下手だと思う。小津監督と好きな小説家の話をしていた。とても内容が濃くて私にはちんぷんかんぷんだった。小津さんは60歳の誕生日に亡くなられた。見事な人生だった。僕は63歳で小津さんの歳を超えたのが信じられない。

8.バルコニー
9.ためいき春秋
10. セカンド・ラブ

MC
最近見た映画の話。「クロワッサンで朝食を」という映画が良かった。
家政婦さんの話で60歳を過ぎてあこがれのパリで家政婦をやる話。ここから先はレンタルして観てください。
話しながら子供の頃好きだった歌を少しだけ歌ってくれた。
私は知らない歌ばかりだった。
井上ひろしさんの「雨に咲く花」をワン・コーラス。小学校3年生の頃に好きで歌っていたと言っていたが、小学3年生が歌うには渋い歌だなあと思った。
加藤登紀子さんの「ギターを弾こう」も大好きだけど、最近加藤さんは歌ってくれないと言って、ワン・コーラス(?)歌った。
小林亜星さんの「過ぎ去りし日々」はピアノ演奏だけ。同じメロディー・メーカーとして嫉妬するほど良い曲kだと思うと言っていた。
菅原洋一さんの「今日でさよなら」という歌もワン・コーラス歌った。

11. 水の抱擁
12. 浅い夢
13. Good-bye Day

アンコール
14. stella

アンコールは知らない曲だったので曲名はわからなかった。残念。

完全に来生さん一人だけのソロライブ。全部、ピアノの弾き語りで変化にとぼしいため、隣に椅子がありその椅子にすわってゆっくりと長いMCが多かった。全体的に歳をとったので、ライブもしんどい。ちょっと前に岡林信康さんが還暦ライブというのをやっていた。僕ももう少しがんばれるかなと思った。しかし、加山雄三さんが77歳のバースディ・ライブをやっているのをみた時は、ただ、ただ、びっくりした。僕がその頃はヨボヨボの老人になっているかもうこの世にはいないと思う。でも、来年の秋まではがんばると言っていた。
私は前に来生さんのライブを見たのは1990年なので、24年振りに見た。
前に見た時はまだ青年のようだった来生さんが、おじいさんになっていて浦島太郎を見たような感じがした。
しかし、声はあの頃とほとんど変わらない。しみじみとしたいい声で歌い方だった。
しきりに歳をとったことを言っていたけど、それが普通だと思う。みんな若い若いとかいうけど、60過ぎたらそんなことないと思う。来生さんは素直に老い語る人だと思った。
私には「サラリーマン」という17歳の時に初めて作った歌が聴けてうれしかったし、プレミアム感があった。
17歳の頃に作ったというので子供っぽい歌かな?と思ったけど、あの声なので渋かったし、夕暮れの住宅地をサラリーマンの人たちが家路に向かう風景が見えてくる歌だった。
完全なソロライブで内容が濃くて良かったけど、ライトなファンの私としてはギターも弾いてほしかったです。
ギターも入れてもうちょっとバラエティに富んだ曲が聴きたかったです。


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