2005年02月05日(土) |
「Seiko Smile」 松田聖子 2005.1.26 |
ケミストリーのアルバムを買うつもりで入ったCDショップで ぜんぜん予定になかった聖子ちゃんの最新ベストアルバムを ジャケ買いしてしまった。(ケミストリーも買ったけど) 選曲もなかなかいいなと思ったからだけど、 それにしてもジャケットが最高。海です。海。 しかもこれは春の海。そして空と海が不思議な水色です。 とてもやわらかい春色の水色。そして遠くに見える山と水平線と波の色も ぜんぶ春の色。 海をバックに振り返る聖子ちゃんの髪は茶色で、肌は真っ白だけど、 光る日差しやそよぐ風も全部春色。 中のCD側の写真は青空と白いすじ雲。 これもどっからみても私にとっては春の色です。 聖子ちゃんが私の心に春を連れてきてくれたと一目で気に入ってしまった。
曲もいい曲ばかりです。 悲しい歌でもポジティブに聴こえてしまうのは私にとってはやっぱり最高! 古い名曲(「制服」「赤いスイートピー」「瞳はダイアモンド」)から中期の秀作(「あなたに逢いたくて」「瑠璃色の地球」)、最近のキラキラした歌(「20th Party」)などうまくバランスよく配置されていると思う。
これを聴いて改めて「櫻の園」はいい曲だとしみじみ思った。 今までも好きな曲ではあったけど、 ちょっとさびしすぎて歌えないと思ってたけど、 こういう流れで並びで聴くとまた違って聴こえる。 Song for you 花の音符 風の楽譜に並べて歌う 寂しいといつでもピアノを弾いてた あの音が好き 雨上がりの櫻の園 散るために咲くから綺麗なの? 「櫻の園」作詞 松本隆
次の櫻の季節には私の瞳には桜吹雪が音符に見えるだろう。
松本隆さん作詞、聖子ちゃん作曲の「時間旅行」も久々に聴いて 映画のワンシーンのような場面をやはり思い浮かべてしまうけど、 2年振りに昔の彼とばったり空港で出会って、 私はパリへ一人旅 彼は新しい彼女と西海岸 っていうのはあまりにできすぎでありえないなあと現実的に思ってしまった。 これをリアルタイムで聴いていた頃は夢のように悲しいお話として聴いていたけど、 考えたら昔の彼にばったり会うなんてのは、同じ町内に住んでいるとか 同じ学校とか会社とかそんなことでもない限りありえない。 何か仕掛けない限りぱったり逢うなんてない。 ああ、余分な事を考えてしまったけど、 「赤いスイートピー」でしめくくるこのアルバムは、私にとって春を連れてきてくれる大切な一枚になるのでしょう。
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