2005年01月07日(金) |
「Diamond15」 DREAMS COME TRUE 2004.12.8 |
このアルバムは一時の時代の先取りはみじんもなく曲が歌が素晴らしくて、 もう最高に聴き易い秀作だと思う。 私はドリカムは大ファンではなく、好きな曲は多数あるけれど、 アルバム通して聴きたいというほどではなかった。 でも、一部に熱狂的に好きな曲はあった。 「決戦は金曜日」とか「サンキュ。」とか。
このアルバムは特に期待してなくて、とにかく「やさしいキスをして」だけが 聴きたくて買った。 最初はそればっかり聴いていた。50回くらいはリピートで聴いたと思う。 そしてさんざん1曲だけ聴いて、期待もなく最初から聴いてみたら、 なんとはまってしまった。 「朝日の洗礼」「Ola! Vitoria!」「Holiday~Much more than perfect~」は とてもドリカムらしくてかっこいいのだけれど、 なによりも先取りしていないところがよい!今を歌っている。 「Ola!Vitoria!」はクラシックで始まり途中からまるでディスコみたい。 ゴージャス。 「マスカラまつげ」「ヒの字」を聴いていると 詞もメロディーも本当にたくさんの引出しがあるということがよくわかる。 こんなにうねるような難しいメロディーを歌うことができる歌唱力と声も 奇跡的だと思うが、 二人でこれだけあきのこないメロディーを書きつづけるのも 奇跡的だと思う。 「マスカラまつげ」「ラヴレター」はシングル曲で前から知っていたけれど、 特に好きではなかった。 ああ、またあのパターンかと思っていた。 しかし、アルバムに収録されたとたんに私の中ですごい名曲に聴こえるのはどうして? マジックでしょう。これは。 「今も」はクラシックを歌うような感じでこれも歌唱力があるからこその歌で プロ中のプロを感じさせられる。 最後の「初雪」では♪二人で初雪を待っている〜のくだりであたたかい気持にさせてくれる。 なにより私の好きな「やさしいキスをして」は もうイントロからうううっとなってしまう。 そしてこれを歌う美和ちゃんの顔が表情がまた素敵で美しい。 きょうという一日が終わるときにそばにいられたら、 何もいらない 明日もいらない なんて、泣けます。女だから。
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