2004年12月24日(金) |
「wink」 松原みき 1988.5.21 |
松原さんのオリジナルではラストアルバム。 すっかりポップスアルバムになっている。 オープニングはちょっとピンク・レディの「カルメン’77」の イントロを思い出すような始まりでハッとした。 私の大好きな岸正之さんの曲があるので、それだけでもかなり満足のアルバム。 岸さん作曲の曲は2曲。 「メロディアス」という曲は本当に素晴らしくメロディアスな曲で さすが岸さんと感激した。 すごくドラマティックなメロディを松原さんは軽々と歌いこなしている。 あと杉真理さんや小田裕一郎さん、林哲司さんの曲はやっぱりいい。 ラストの小田裕一郎さんの曲も流れるようにメロディアスで名曲だと思う。
どの曲も素晴らしい出来で、いい曲ばかりだけど、 "松原みき”らしさがなくなってしまったように思う。 ポップスでなく、ジャズでなく”松原みき”というジャンルの歌い手さんだったと思う。 ”松原みき”というジャンルに自分が慣れてしまったのかもしれないが、 このアルバムがラストアルバムというのは本当に惜しい。 もしも未発表曲などがあるのなら、ぜひとも聞かせてほしいと思う。
今回、松原みきさんのオリジナルアルバム10枚全てを もう一度かなり聴き込んで感想を書いてみた。
私なりの追悼でした。 松原みきさん、どうぞ安らかに。 たくさんの感動をどうもありがとうございました。
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