私の音楽日記

2004年12月14日(火) 「POCKET PARK」  松原みき  1980.1

私は松原みきさんの曲とジャズシンガーのような歌唱力、
そしてあの華やかな明るい美貌が大好きでした。
いつのまにか表舞台からは離れられて、
ソングライターの仕事に転向されたときいてからも、
アナログを聴きつづけて、友人にも聴かせてファンを増やしたりしてました。
つい最近も親友に聴かせたら
「すっごくいい!『BLUE EYES』なんか最高!毎朝聞いてる」と
夢中になってくれました。
デビュー曲「真夜中のドア/Stay with me」は詞・曲・歌唱と本当にどれも最高です。
あの当時はまるで洋楽のように聴こえて新しかった。
今でも本当に素晴らしい曲です。
松原さんのデビュー当時、
私は短大生で松原さんのこのアルバムに夢中になっていました。
他の曲「It's so creamy」「Cryin'」
「His woman」「Manhattann wind」
「偽りのない日々」も素晴らしく、大きな包容力のある女性を感じられて、
松原さんは私とほぼ同い年なのに、
なんて大人でなんて完成されているんだろうと
楽曲のよさと歌唱力に溺れていました。
古い言葉でいえば、パンチの効いた歌声。
「Trouble Maker」なんかはその最高峰。
そうです。すでに完成されたデビューアルバムでした。
あの及川恒平氏にデビューアルバムに詞を2つも書かせるとは
及川氏もその才能を絶賛していたに違いありません。

私は当時組んでいた自分のバンドでも
「真夜中のドア」はガンガンに演奏していました。

あの華やかな美貌のみきさんが亡くなられたなんて信じられません。
歳も私とひとつしか違わないし。
普段、芸能人や遠い世界の人の訃報を聞いても
泣くところまではいかないのですが、
きょうはアナログLP聴きながら泣いてしまいました。
もっと聴きたかった。みきさん、なぜですか。
好きな人が次々と亡くなってしまうのは本当に悲しい。


 しあわせと涙が 背中合わせでも
 偽りのない日々 送ることは
 愛に身をまかせた
 私の歓びよ

  「偽りのない日々」詞/及川恒平




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