私の音楽日記

2004年12月15日(水) 「Cupid」  松原みき  1981.4


松原みきさんのアルバムで一番よく聴いたアルバムです。
このアルバムの曲は全部空で歌えます。
このアルバムが出た当時は丁度、フュージョンとAORの全盛期で
両方のいいとこどりをしていると思います。

このアルバムはサード・アルバムで
音、アレンジ、歌唱とも特に変わったところはなく、
とにかく良い楽曲、個性的な歌唱、
そしてバックの完璧な音と美しいジャケット、
これだけ揃うアルバムは珍しいでしょう。
ジャケットのみきさんは透けるセーターを着ていて、
当時はどうなっているんだろうと
さんざん友達と考えました。
結局、どういうセーターかはわかりませんだが、
とにかくきれいなジャケットです。

タイトル曲の「Cupid」は伊藤銀次さん作曲の
とっても色の濃いキューピットの歌で
こんな歌はみきさん以外の人が歌えるはずもありません。
このキューピットの色は白じゃないと思います。
私の中では鮮やかな赤のイメージです。

このアルバムに収録されている、
当時大ヒットした「ニートな午後3時」の”二ート”は
さっぱりとした、元気なという意味でとても私の心に響いた単語でした。
人に思いやりを持つとか優しくというのは基本的なことで、
それにプラスして松原みきさんの歌は、
私に思い切りよく生きる、ぐずぐずしない、
さっぱりして振り向かないことを教えてくれました。
当時私は19歳から20歳の頃だったので、
まだまだ女性としての自分はまったくわからず、これからの時期で、
そんな私にみきさんの歌の数々は多大な影響を与えました。
あと大好きな佐野元春さんの曲や、
アレンジはこれまた大好きな大村雅郎さんなので、
私にとっては貴重です。

これらの曲、もう一度ライブで聴きたかったです。










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