私の音楽日記

2004年12月04日(土) 「いまのきもち」  中島みゆき  2004.11.17

ジャケットのみゆきさんがとても妖艶できれいだったので、
一目で気に入り、
曲名を見たら「信じ難いもの」「歌姫」「横恋慕」「この世に二人だけ」など
好きな曲ばかりだったので、買ってしまった。
ベストアルバムではなくて、全部みゆきさんが改めて「いまのきもち」で
過去の曲を歌っている。

私は古い曲を聴くとき、それほどその当時のことを思いだしたりはしない。
よほど思い入れのある曲の場合は、思い出したりもするけど、
めったにない。
古い曲を聴くときは「いまのきもち」で聴いている。

みゆきさんの曲は好きな曲がたくさんあるけど、幼稚な私は今ひとつ
よくわかってなかった。
いいかげん、ちょっとはわかるようになってきた。
「この世に二人だけ」という歌はリアルタイムで聴いていた当時はわからなかった。
今はよくわかるなあ。

  ”二人だけ この世に残し
  死に絶えてしまえばいいと
  心ならずも願ってしまうけど
  それでもあなたは 私を選ばない

幼かった当時は「横恋慕」でさえもよくわからなかった。

  ”長い髪を 三つ編みにしていた頃に
  めぐり逢えればよかった
  それでも 時の流れさえ 見放す
  私の思いを
  伝えてから 消えたい

  夜更けでごめんね 泣いててごめんね
  これっきりでよすわ 一度いうわ
  好きです あなた

この曲はとても弾んでいて、昔から好きな曲。
悲しい曲だけど、リズミカルに弾んでいて
失恋してもそれはそれで良かったんだって思えてくる。
詞にも曲にもプロのテクニックを感じる。

「怜子」「信じ難いもの」も当時の気持とはまったく違う気持で聴ける。
「この空を飛べたら」の

 こんなにも こんなにも 空が恋しい

も痛切に響く。

どの日にも戻れないから、「いまのきもち」で聴いてみると
新しい何かを感じられるような気がしたアルバム。

  


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