2004年11月15日(月) |
「windless blue」 風 1976.10 |
風のアルバムはどれも大好きで、リアルタイムではセカンドアルバム「時は流れて…」を一番聴いた。 これは盤が傷だらけになってしまって、もう一枚買った。
しかし、大人になった今はなぜかこの「windless blue」。 好きな曲はもちろんだけど、全体的な流れに非常に安らぎを感じる。 さびしいあたたかさや、きらめく古びたたたずまいや、全部打ち消してしまう優しさ。
全部いい。
「通り雨」の ”淋しいのなら忘れよう 人の心なんて 久しぶりなら忘れよう なつかしさなんて
思い出すなら忘れよう おもいでなんて
悲しいのなら忘れよう 君の笑顔なんて
この全部打ち消して忘れてしまう優しさに高校生の頃ひかれて憧れていた。 あの頃、そんなに打ち消してしまいたいことがあったんだろうか。
”あの街並みが見える 遠くかすんで しまっておいたストーブ もう出さなければ いけない季節です 「3号線を左に折れ」
昨日、ストーブ出しました。さりげない一節。
”愛し合ってたあの頃の二人は けんかも出来たのに この頃君はとてもやさしい目をしてる 「少しだけの荷物」
リアルタイムで聴いていた頃から、私の中ではこの部分は普遍。 だんだんやさしくなって、だんだん人の心はとまっていく。
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