2004年11月05日(金) |
「ジャニスへの手紙」 南沙織 1976 |
このアルバムが今頃になって聴けるとは思ってもいなかった。 ずっと、ず〜っと聴きたかった。 ソニーさん、再発ありがとう。うれしいうれしいです。
「ジャニスへの手紙」というタイトルの通り半分がジャニス・イアンの曲です。 ジャニスの曲、なんてシンシアにぴったりなんでしょう。 シンシアの声は女らしくて爽やかなのに、決して細い声ではないところが大好きです。 声質としては太いともいえるような気もします。 しっかりした声で それでもものすごく女性らしい、永遠の憧れです。
1曲目はあの大ヒット曲「哀しい妖精」のイングリッシュバージョン。 英語詩で歌うとより一層女らしいです。 メロディフェイクがとても自然で、自由自在なネイティブイングリッシュを感じます。 シンシアの歌はだれが歌っても真似はできません。 シンシアのように歌える人はいないと思います。 その声と歌い方の魅力を最大限に生かしたアルバムです。 英語の歌は本当にここちよく響きます。 意味がわからないのに、ひきこまれます。
ジャニスのあたたかいメロディーもいいけど、後半の「ロック天国」「SWALLOW SONG」 そしてラストのディランのあの曲「風に吹かれて」は圧巻です。
私はこんなにそよ風を感じる「風に吹かれて」を聴いたのは初めてです。
このアルバムを聴く事ができて本当に良かった!
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