私の音楽日記

2004年10月17日(日) 「玉姫様」  戸川純  1984.9.25


戸川純のこの異様なアルバムはお気に入りでよく聴いた。
ライブも2回行ったけど、やはり異様だった。
最初にいったところは小さいホールで
オールスタンディングだったので、前の方のお客さんはみな純ちゃんといっしょに踊りまくり、右へ左へと人波が揺れいていた。
私も最初は前の方にいたけれど、人波に押されて何度も壁にたたきつけられたので、
危険を感じ後ろの方から見ていた。

そんな純ちゃんの異常な異様なアルバム。
でも、この異様な気持ちがわかるんです、私には。
特にタイトルの「玉姫様」。
ここまでひどくはないけれど、私もそうだから。
レディヒステリック、もうあなたの話が理解できない状態に陥る。
それでこのアルバムが好きだったんだろうか。

あと「踊れない」これもそうそう、そうなんです。
 
いつも決められている 思いどおりに動けない

「蛹化の女」

 ”それはあなたを思い過ぎて変わり果てた私の姿
  月光も凍てつく森で
  樹液すする私は虫の女

カノンにこんな歌詞をのせるというのは純ちゃんが考えたんだろうか。
パッフェルベルもびっくりだろう。
でも、変じゃないから不思議。


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