私の音楽日記

2004年09月30日(木) 「THE LOVE MAP SHOP」 チューリップ  1981.3.5

チューリップの多数のアルバムの中でこのアルバムはとてもバランスがとれていて
充実している。何よりも音が良い。
この音の良さは音にうとい私にでもわかる。

ジャケットでは「THE LOVE MAP SHOP 24 HOURS OPEN」となっている。
まだ、24時間営業がメジャーな存在ではなかった頃のこのタイトルにはセンスを感じた。

タイトル曲の「The Love Map Shop」は

 ”ひとり歩きに 疲れたら
  ここへくれば いいさ
  Love Map Shop 迷った人はみんな
  Love Map Shop ここで買ってゆくのさ
  Love Map Shop 自分の地図を

とオープニングにふさわしく、財津さんらしい招待状のような曲で始まる。

次の「さよなら道化者」は財津さんにありがちな未練がましい歌。
私は基本的に男子が女々しいなよなよした歌を歌うのはいやなのだが、
財津さんに限ってはおおいにかまわない。
大いに泣いてほしいし、オーバーにやってほしい。
この歌は最後に馬鹿騒ぎになっていくのが面白い。なぜ、こんなことになったのだろうか。

「さよならの真ん中で」は宮城さんの作詞、作曲でとてもチューリップらしい曲。
この曲は当時よくコンサートの半ばで歌われていて、
コンサートにメリハリがついてとてもいい感じだった。

そしてこのアルバムにはラストにあの名曲「Shooting Star」が収められている。
この曲は長くチューリップのコンサートのラストナンバーになっていた。

 ”宇宙をかける 流れ星のように
  心に翼つけて いま 旅立て

本当に財津さんらしいいい曲。
このアルバムはオープニングとラストの曲があまりにもよいため、
アルバム全体を引っぱり上げているような気がする。本当に名盤。


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