私の音楽日記

2004年10月02日(土) 「風の扉」  鈴木祥子  1990.3.1

鈴木祥子さんのサード・アルバム。

曲のバラエティが非常に富んでいて、音も厚みのあるものからシンプルなものまでいろいろとつまっている。
どんなに音がぶ厚くなっても、あくまでもアコースティックを貫きとおしている。
この独特なアコースティックなアレンジは誰が手がけたのだろうと思ったら、
西平彰さん、ああ、納得。

一曲目の「風の扉」は扉がぱーっと開くような鮮やかな曲。
二曲目の「愛はいつも」もこれもとってもいい。
ちょっとハスキーだけど
あくまでも透明感のある祥子さんの声がひびきわたる。

  ”愛は いつも正しいと思う
  愛は たぶん力だと思う
  愛は いきる勇気だと思う

ギター1本で歌う「危ない橋」にはまいりました。
ギターの弦がキュッと鳴り、滑り出すような声と戻れない時。

ラストの「雪の夜に」は小泉今日子さんに書いた「優しい雨」に通じるものがある。
しんしんと静かな夜に雪がひっそりと積もっていく。

 ”はかない想い出が
  心に積もるように
  白い雪 舗道を埋めてゆく


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