桑田さんのソロアルバムで一番好きなアルバムです。
むしゃくしゃするとこのアルバムのタイトル曲「ROCK AND ROLL HERO」を聴いて「そうや。そうや！」と一人でエキサイトしてます。

　”Ah,　国歌を挙げての右習え
　　核なるうえはGo with you
暗い過去も顧みずに
　　ついて行きましょう…Well

　”Ah,　補助金を出しても口出さぬ
　　弱気な態度は世界No.1
舵取りのない泥の船は
　　どこへ行くのか？…Well

桑田さんは「この歌はぜひとも歌詞を聴いてほしい」といっていたので、何度も歌詞を読みながら聴きました。
この詞の言葉はすべてタイムリーで無駄な言葉を省いてわかりやすくなっています。
この歌詞を聴いていると「詞」「詩」「文章」どれにあたるのかわからなくなってきますが、
とにかく桑田さんは私のような凡人が普段思っていることを歌にしてくれました。
今までも桑田さんはこの手の歌を時折歌っていましたが、この歌には本当に大きくうなずいてしまいました。

この曲のインパクトがすごく強いのですが、「東京」「ありがとう」もとてもしみじみとした円熟さがありいい曲です。

いつものポップなアルバムではありませんが、桑田さんのある意味、生き様が垣間見れるようなアルバムで聴き応えは抜群のアルバムです。