私の音楽日記

2004年09月17日(金) 「メゾピアノ」  谷山浩子  2004.9.15

谷山浩子さんのご本人によるピアノ演奏のアルバムです。歌は入っていません。
私のようなキーボードを弾く人間にとって、このアルバムはお手本になり、
そしてピアノはこんな風に気持ちを込めるものよと言われているような気分になるアルバムです。

軽やかに弾く曲、ただひたすらひたむきに弾く曲、色んな事を思いながら弾く曲、
うっとりと曲に入り込みながら弾く曲とそれぞれに顔が違っていますが、
歌とは全く違った世界をかもしだしているこのアルバムは「メゾピアノ」そのものです。

激しいピアノではなく、小さく小さく優しいピアノでもなく「メゾピアノ」です。
ちょっと小さめなんです。

どの曲もあまりに良くて、本当に幸せな気持ちになりますが、
特に「ひとりでお帰り」のひたむきな音や「窓の外を誰かが歩いている」の思いのこもったメロディー、
「カントリーガール」「雨上がりの天使」「恋するニワトリ」のかろやかなかわいらしさ、
「魚の言葉」のはかなさ、「遺跡散歩」の荘厳さ…etc.

「マイケルという名のパン屋さん」はどんな感じかな?と期待してました。
ピアノひとつでここまで表情豊かに弾けるんですね。素敵です。あこがれてしまいます。

私は高校生の頃、「河のほとりに」を一生懸命練習してました。
こうやって弾くんですね。浩子さん。ありがとうございます。

「ウミガメスープ」「クルル・カリル」はピアノを練習する人にとってよい練習曲になると思います。

浩子先生ありがとうございました。
先生のピアノ演奏を思う存分聴ける私は幸せものです。



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