私の音楽日記

2004年09月15日(水) 「ティア・ドロップス」  岡村孝子  2003.9.25


岡村孝子さんの本格的復帰のアルバム。
岡村さんは「あみん」解散後から、さりげなくいつもいつも等身大のご自身を歌ってましたが、
本格復帰のこのアルバムではより一層、等身大のご自身を歌ってます。
サウンド的には以前とほとんど変らず、声もさほど変っていないように思えますが、
1曲目の「真実の泉」は”ときめきよ 悲しみに どうか負けないで”と
これからも真実の泉に石を投げ、波紋が広がるのを確かめながら歩いていきたいという強い意志を感じる事が出来ます。

4曲目の「天晴れな青空」はもと「あみん」の加藤さんがコーラスを担当されていて、
 ”一途に走って走ったあの日のひたむきさを 今でも忘れない”と、
あっという間に走り抜けた「あみん」時代の日々加藤さんと振り返りながら
新しい歌にしています。
加藤さんのハーモニーはとても心地よいです。息もピッタリ。
「待つわ」をもう一度レコーディングしなおしたのではなく、
新しい曲を二人で作ったという点ですごく私はうれしいです。
岡村さんはさすがだと思いました。これもすごくいい曲です。

「クリスマスの夜」は新しく2003年バージョンとして収録されています。
これは岡村さんの特にお気に入りの曲なのでしょうか。
ピアノの音色もきれいで、好きな曲ですが、なぜこの曲が収録されたのか謎です。

「おかえり」と「肩車」は母としての岡村さんが娘さんを想う歌です。
私も娘を持つ母として、よくわかります。共感できます。
娘を思う母の気持ちを歌うのは難しいと思うのですが、この2曲はとても自然で素直な曲です。

 ”おかえり 何気ない今日という1日が
  このまま 永遠に続いていくように
    「おかえり」

 ”大好きだからね 遠い未来で笑えるように
  手と手つないで 乗り越えていこう
  雨に濡れても 嵐の夜も
  あなたがいるから ママは大丈夫!
    「肩車」

最後の「涙のしずく」は悲しいこともあったけれど、
これからも私らしく歩いていくという決意にあふれています。

ジャケットや中の写真も白い服を着た明るい岡村さんがたくさん写っていて、
とてもきれいです。
これからの活躍に期待しています。


 < 過去  INDEX  未来 >


mitsuko [HOMEPAGE]