私の音楽日記

2004年09月03日(金) 「リサイクル」  スピッツ  1999.12.15  

スピッツのベストアルバム。
まず、ベストアルバムを「リサイクル」と名付けるところにスピッツの独特の言葉遣いの自由さがあります。
たしかに、リサイクルといえばそうかもですね。一度世に出した作品ですから。
スピッツの歌はタイトルと詞がまったく無関係か?と思われるものが多数あるので、なかなか歌のタイトルが覚えられません。
「ロビンソン」がヒットした時は「ロビンソン」がタイトルなのか「スピッツ」がタイトルなのか、果てはグループ名が「ロビンソン」か?とかわけがわからなくなっていました。

これはシングル曲ばかりなので、当然いい曲ばかりです。
私は「夢じゃない」「冷たい頬」「スカーレット」「涙がキラリ☆」「空も飛べるはず」「楓」が好きです。
スピッツの歌は軽く聴こえるけれど、実は奥が深く、まっすぐに歩いていきたいけれど、時々はずるしたり、ウソをついてうまくやっていこうというような、人の屈折した本音みたいなものが垣間見れます。
歌い方がかろやかで演奏もときにハードだったりするので、うまく重くならないように調節されているところがスピッツの特徴とも思えます。
「楓」は最も私の気持ちに近い曲です。

 ”忘れはしないよ 時が流れても 
  いたずらなやりとりや
  心のトゲさえも 君が笑えばもう
  小さく丸くなっていたこと”   「楓」

スピッツはもうやめようと思ってもやめられません。中毒気味です。









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