私の音楽日記

2004年07月31日(土) 私のお気に入りのアーティスト 1.太田裕美さん







1.太田裕美さん

私が一番好きなアーティストです。
たしか1975年「木綿のハンカチーフ」がヒットする直前に、実家近くのお店に新曲の宣伝で歌いに来てくださいました。
友達と二人でLPレコードを持って見に行きました。
その場でレコードを買うとサインをしてもらえるのですが、持っていったLPにサインをするのはだめと言われちょっとがっかりしましたが、裕美さんをすぐ目の前に見て、歌を聴くことができて天にも登るほどうれしかったのを憶えています。
写真をとったわけでもないのに、デニムのスカート、チェックのブラウス、そしてたしか黄色いスカーフをまいていたと思います。
服装まで憶えているなんて、よっぽどうれしくてじ〜っと見ていたのでしょう。
「木綿のハンカチーフ」を発売した直後で、まだヒットチャートで火がついていない時期だったので、それほどお客さんがごったがえるほどではなくゆったりと見られました。

さて、裕美さんの魅力はあのきらきらした爽やかなで明るい声です。
「雨だれ」を初めて聴いたときはアイドルみたいだけれど、曲がきれいで子どもっぽくなくて、きれいなお姉さんでした。
中学生の私はお小遣いを貯めて、セカンドアルバム『短編集』を買いました。
これはひとつひとつの曲が本当に短編小説のようにきちんとストーリーを持った曲のまさに『短編集』で、子ども心にも丁寧に作ったLPレコードだなあと当時思いました。
歌詞カードもイラストと手書きでとてもきれいです。何度も何度も見ました。
私は当時はピアノを弾いていたので、自分で楽譜を書いたり、楽譜を買ったりして、何曲かは弾けるようにもなりました。
3枚目のアルバム『心が風邪をひいた日』が「木綿のハンカチ−フ」収録の大ヒットアルバムなのですが、こちらは荒井由実さんの曲が収められていて、こちらも心のこもったつくりになっています。
そして、裕美さんの高音がすばらしくきれいで、当時は歌もまねしてよく歌いました。


しかし、私が一番好きなアルバムは「I do, You do あなたらしく、わたしらしく」というアルバムです。
これはそれこそアイドルのような人気が落ち着き、ニューヨーク留学から帰ってこられた裕美さんが髪型を変え、イメージもかなり変えて録音したアルバムですが、新しい魅力でいっぱいでした。
松本隆さんの「お嬢さん」のようなイメージの歌詞から、山本みき子さんの「壁にぶつかってもわたしらしく生きていくんだ」というような新しい歌詞の世界へ飛び込んでいます。
そして、その心地よさが私の気持ちにマッチしたのだと思います。
今も落ち込んだりすると、このアルバムを聴いています。
このアルバムで私は同時に作詞家山本みき子さんのファンにもなってしまいました。

一番好きな曲は「葉桜のハイウェイ」

  空を見上げたら 青かった
  となりにあなたは いなかった
  さよならあなた もうやめます
  思いつめても しかたない

葉桜をながめながらの爽やかなドライブ、もういいやって忘れる鮮やかな強さを感じます。

所有アルバム

 まごころ  74.
 短編集  75.
 心が風邪をひいた日  75.
 手作りの画集  76.
 こけていっしゅ  77.
 背中あわせのランデブー  77.
 エレガンス  78.
海が泣いている  78.
 ベスト・コレクション
 どんじゃらほい  92.4.1
 Feelin’ Summer  79.
 思い出を置く 君を置く  80.
 十二月の旅人   80.
 ごきげんいかが  81.
 君と歩いた青春  81.
ゴールデン・J・ポップ ザ・ベスト  97.11.21
魂のピリオド  98.7.1
太田裕美の軌跡〜First Quarter〜  99.4.21
神様のいたずら  99.4.21
CANDY   99.11.3
 Little Concert  79.
 Far East  83.
◎I do, You do  83.
 TAMATEBAKO  84.
 HIROMIC WORLD  84.
 12ページの詩集 76.
 コンプリート・シングル・コレクション 2002.6.19
 Your Sweet Songs Live 2000-2001
 AYUO/Ohta Hiromi RED MOON
 始まりは”まごころ”だった  2006.11.22


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