3.工藤順子さん
工藤順子さんは私の知る限りオリジナルアルバムは2枚だけです。 『茜色のカーニヴァル』という1984年のファースト・アルバムは最初、雑誌の推選盤コーナーで見ました。それを見て聴きたくなり、レコード店で見つけて買いましたが、予想を上回る幻想的で不思議な音楽でした。まるで、天使が歌っているような声、歌詞というより、ソネットのような散文詩、独特の言葉使い…etc 歌詞の中には「すみれ」「チューリップ」「ねこ」「夕顔」などが出てきます。 まるで薄い色の風景画を見ているような歌たち。 中でも「地平線ーさやりさやら」が一番好きです。
愛した人よ 花はいらない 私が 花になる 水になる 歌になる
愛する人への最後のラブソングでしょうか
工藤さんは石黒ケイさんや最近では安室奈美恵さんにも歌詞を提供されていて、 ファンとしては工藤さんの名前を見つけるとうれしい限りです。
所有アルバム
◎茜色のカーニバル 1984 平日マチネー 2000
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