| 2004年07月27日(火) |
５．ムーンライダーズ |
５．ムーンライダーズ
ムーンライダーズはかなり好きです。
メンバー全員がすぐれたミュージシャン。
全員が曲作りをして、それがすべて粒ぞろい。
はずれのアルバムにであったことがありません。といっても、あまりにもたくさんアルバムが出ているので、全部は聴いていません。
廃盤になっているものもあるため、一体、どれだけのアルバムが出ているのかわかりません。
鈴木慶一さんのボーカルは歌がうまいのかどうかよくわからないのですが、不思議な甘さと切なさがあります。
なにかに失敗したり、あっけなく失恋したときの甘い刹那。決して辛いところまではいかずに、辛くなる直前の切なさを感じてしまいます。
ひどく傷ついたというよりも、突然消えてしまって、「いったいどうしてだようー。あんなに楽しかったのにー。」と石ころをけっているような感覚です。
情景が目に心に浮かぶ事はほとんどなく気持ちだけで聴いています。
そして、色んな音が混じった気持ち悪さと心地よさがミックスされ、慶一氏の独特のボーカルで海へ空へ、時には工場へあるいは外国へと連れて行ってくれるような気がします。
コンサートは３度行きました。
全員がロボットのような衣装でした。ＭＣも興味深くて、「悲しいしらせ」は斉藤由貴ちゃんの「ＡＸＩＡ〜悲しいことり」のアンサーソングとして勝手に作ったと慶一氏がおっしゃっていました。
由貴ちゃんの「ＡＸＩＡ」は、�爐△覆燭�好きだけど、本当は彼がいるの。ごめんね、今までだまっていて。�瓩箸いΔ匹Δ靴茲Δ發覆げ里如�
「悲しいしらせ」はそのアンサーとして、
”一度だけならまだがまんもするがこう何度も ウソをつかれちゃかなわねぇ海辺に連れてってよ ねぇ兄貴”
” 生きてるのか 死んでるのか わからない気持ち”
彼女を恨んだりせずに、兄貴ィ海へ行こうよと兄貴分に甘える主人公。
そして、最後はなんとも言えない終わり方。
この曲が収録されている『ANIMAL INDEX』は動物がたくさん出てくるアルバムです。
犬、羊、さなぎ、狼、突然犬にインタビューしたり、月の光を浴びて狼が走る。
オリジナルアルバムがどれだけ出ているのかわかりませんが、どれも色がまったく違う。
どれもまったく違うのに、どれもムーンライダーズ以外の何者でもない。誰にも似ていない。
そんな彼らにはできれば一生解散せずに歌ってほしいです。好きな歌は数多いけれど、しいてあげれば「くれない埠頭」。
”吹きっさらしの 夕陽のドックに
海はつながれて 風をみている
残したものは 残ったものは
なにもないはずだ 夏は終わった”
所有アルバム
火の玉ボーイ 76
◎ヌーベル・バーグ
東京一は日本一
マニア・マニエラ
◎アニマル・インデックス 85.10.21
◎モダン・ミュージック
ＭＯＯＮＲＩＤＥＲＳ
◎カメラ＝万年筆
◎アマチュア・アカデミー
彼女の時（かしぶち哲郎）
ムーンライダーズ全曲集
ＴＨＥ ＷＯＲＳＴ ＯＦ ＭＯＯＮＲＩＤＥＲＳ 86.9.5
◎Ｄｏｎ’ｔ ｔｒｕｓｔ ｏｖｅｒ ｔｈｉｒｔｙ 86.11.21
◎イスタンブール・マンボ
◎青空百景 82.9.25
◎Ａ．Ｏ．Ｒ． 92.9.30
最後の晩餐 91.4.26
ＴＨＥ ＢＥＳＴ ＯＦ ＬＵＣＫ！ 93.5.21
Ｌｅ Ｃａｆｅ ｄｅ ｌａ Ｐｌａｇｅ 95.6.25
TWIN BEST 1999.3.10
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