６．谷山浩子さん
谷山浩子さんの曲を初めて聴いたのは、ラジオのコッキ−・ポップでした。「おはようございますの帽子屋さん」だったのですが、かわいらしい歌と声だなあという印象だけで、特に好きではありませんでした。
しかし、その後「窓」を聴いて、ああ私もそうだったと共感しました。
�犇擬爾料襪�らみる秋は いつも不思議に光ってた��
そうそう、私も教室の窓からぼんやりとテニスコートを見たり、よその教室や特別教室を見ていました。
教室の窓からの風景には、秋には秋色の風が夏には夏の光が、はっきりと感じられました。
この「窓」で非常に共感し、その後「星のマリオネット」も好きでした。
そして、その頃ラジオ番組へのリクエストで谷山さんの『鏡の中のあなたへ』が当たりました。
引換券が送られてきて、レコードと引き換えるようになっていたので、すぐに名古屋のお店まで行きました。
このアルバムは、前２作とはちがって、メルヘンや民話の世界が薄くなっていました。
強烈なラブレターのような曲が何曲かあり、谷山さんはこんな歌も歌うんだと驚きました。
「桜貝」「積木の家」「星のマリオネット」はメロディーもきれいで覚えやすくて大好きです。
しかし「あたしの恋人」「忘れられた部屋で」はアレンジも中島みゆきさんのような感じになっていたので、
これ以上はちょっとかんべんしてほしいなと思いました。
今となってはこのアルバムは谷山さんのアルバムの中で、異色のアルバムだと思います。
たくさんのアルバムの中で私は『水の中のライオン』と『ボクハ・キミガ・スキ』『僕は鳥じゃない』が特に好きです。
「ボクハ・キミガ・スキ」ではスキだという気持ちはただのわがままと歌っています。
そんなことは考えた事もなかったのですが、この歌を聴いて、ああ確かにそうかもしれない、勝手に好きになるのはわがままかも…と納得してしまいました。
きらきらした感性と透明感のある声でこれからも大活躍されることでしょう。
所有アルバム
静かでいいな 谷山浩子15の世界
ねこの森には帰れない 1977.5.25
もうひとりのアリス 1978.3.10
鏡の中のあなたへ 1978.12.5
夢半球 1979.11.5
ここは春の国 1980.11.12
時の少女 1981.11.21
たんぽぽサラダ 1983.4.21
◎水の中のライオン 1984.5.21
谷山浩子 BEST SELECTION
ＢＥＳＴ SELＥＣＴＩＯＮ 1984.12
眠れない夜のために… 1985.6.5
空とぶ日曜日 1985.10.5
ザ・ベスト ８５．１１．
水玉時間 1986.10.21
透明なサーカス 1987.9.5
しっぽのきもち 1988.5.21
お昼寝宮・お散歩宮 1989.1.21
冷たい水の中をきみと歩いていく 1990.2.21
カントリーガール 1990.11.14
◎ボクハ・キミガ・スキ 1991.5.21
歪んだ王国 1992.6.3
天空歌集 1993.5.21
銀の記憶 1994.7.21
漂流楽団 1995.9.21
しまうま 1996.11.7
Memories 1997.9.3
カイの迷宮 1998.9.18
スーパー・ベスト 1987.2.5
HIROKO TANIYAMA'70S 1999.6.17
HIROKO TANIYAMA'80S 2000.9.20
谷山浩子ベスト ア・ラ・カルト 1987
◎僕は鳥じゃない 1999.10.20
心のすみか 2001.1.24
HIROKO TANIYAMA'90S 2001.9.19
翼 2002.4.17
そっくりハウス 2002.10.23
宇宙の子供 2003.9.17
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