林心平の自宅出産日記

2004年09月26日(日) 妊婦さんの体重管理

 自宅出産であってもなくても、妊婦さんにとって、体重の管理は大切なことです。妊娠中毒症の予防のため、安産のため、産後の体重をもとに戻りやすくするため、体重を増やしすぎないように注意しなければなりません。
 『カラー版 はじめての妊娠・出産』(池下久弥/ナツメ社)2002年、という本によると、体重増加の目安として、「ふつうの人 8〜10kg」、「やせている人 10〜12kg」、「太っている人 7〜8kg」とありました。
ちなみに、1人目を出産したときは20kg以上も増え、助産所の助産婦さんにも、そのことで「こんなに太っていては、難産になりますよ」とたびたび怒られました。このときに太ってしまった原因は、ストレスのためです。この頃の生活については、頁を改めて書きたいと思っていますが、生活が不安定で、しかもぼくがバイトのことばかり考えており、非協力的でした。それに加えて、助産婦さんに怒られたことがさらなるストレスになってしまったのです。
 2人目を自宅で出産したときは、助産婦さんに何も言われず、体重増加についてはそれほど神経質になりませんでした。もっとも、当時は妻が働いていたので忙しく、太る暇もなかったということもあります。

 そして、このたびの三人目の妊娠ですが、妻は、「ふつうの人」ですが、抑制気味にしたかったので、目標増加体重を8kgと設定することにしました。現在4か月なので、残り28週(=7か月)を、1週あたり250g の増加とすると、増加体重が7kgになってしまいます。これを目標値とすると、多少オーバーしていても大丈夫だと思ってしまい、危険です。かといって、1週あたり275gとすると、管理が難しくなります。
 そこで、1週あたり300g の増加とすることにしました。こうすれば、1か月で1.2kg、7か月で8.4kgの増加となります。これでは、多少目標よりもオーバーしてしまいますが、300gが最大値だと認識していれば、抑制気味に管理できるでしょう。

 9月8日(12週=4か月)時点の体重が52kgで、これを起点とします。これに、7か月で8.4kgの増加分を加え、予定日3月23日の目標体重は、52kg +8.4kg =60.4kgとなります。ぼくたちは、カレンダーに毎週300gずつの増加分を、予定日まで書き込みました。
 ちなみに、9月26日現在の体重は、52.4 kgで、計算によると、9月29日時点で52.9kgまでよいので、今のところは範囲内です。これから、つわりがおさまってきて、食欲が回復してきたときが要注意です。
 特に、病院にかからず、自宅出産に臨もうとするときは、安産をめざした自己管理が重要となってきます。自宅で快適に出産をするためには、それなりの努力がいるということです。でも、実は、どの妊婦さんとその家族にとっても、妊娠・出産について自覚的になり、体調を管理することはいいことです。

 などと書きつつも、今日はアップル・パイを作ってしまいました。とても喜んでくれるので、つい、作りたくなってしまうのです。まだまだ、ぼくも徹底できていません。せめてものカロリーダウンのために、アップルパイの
「ふた」は省略しました。体重が増えすぎたら、「底」も省略しましょう。そうすると、アップルパイはただの「アップル」になってしまいますね。


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