HARUKI’s angry diary
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2014年08月23日(土) |
その1 それでもあなたは京都へ行くの(笑) |
8月16日(土) クマ担当の京都出身の例の女医(笑)は、ギプスではなく「暑いわよ〜」という理由で京都行きを危ぶんでいたが、HARUKIが何度も確認したけど、クマは「大丈夫行ける!」というので、ギプス装着グマを連れて、HARUKIは京都へ向けて出発した。
いつものデカイスーツケースをごろごろ引っ張りながら、転ぶと絶対まずい松葉杖のクマを見守りながら、東京駅へ。 お盆終了間際とはいえ、東京駅はスゲー混雑。 臨時休憩所にかろうじてあいている席をみつけて、クマを座らせ、HARUKIは昼飯と新幹線のキップを買いに構内を走り回った(汗)。←買ってあったキップの指定席より早い列車のグリーンに変更
なんとか新幹線に乗る。 クマ本体(デカイ)、ギプス、松葉杖、荷物、があるとはっきり言ってグリーンの席でも狭いくらい(滝汗)。
クマ「足が痛い」 HARUKI「えぇぇ?」 クマ「足がパンパンに腫れてる」
よーするにギプスは常に同じ大きさで足を包んでいるので、足がむくむとギプスにあたり、痛いんだそうだ。 最初はビビっていたがだんだん慣れてくると(←慣れるなって)、朝の起きぬけや夕方、ちょっち歩いた後は、あ、まただわ、とHARUKIもクマの「痛い」が聞き流せるように(笑)。←こらこらこら
静岡を過ぎそろそろ名古屋かなぁというころ、甥っ子と一緒に先に京都に到着しているHARUKI姉にメール。 すると「五条の駅を降りたら、街が水没してた。持参したビーチサンダルに履き替えてこれからホテルに向かう」という旨の返事が。
どっしぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。
大丈夫か?新幹線? もっというと大丈夫か?今夜の大文字送り火?
いきなり車内の案内表示に「米原、新大阪間の運転を見合わせ」という文字が。
さらに、どっしぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。
HARUKI「雨ひどそうだね」 クマ「新幹線降りる前にビニールかけておくわ」←新幹線より目の前のギプス(笑)
ちなみに、ギプスは水濡れ厳禁なので、クマは外へ出るときは、ビニール袋とそれをとめるサージカルテープを必ず持参している。この時期、急な夕立が結構あるからだ。
結局HARUKIたちの乗った新幹線は、途中徐行運転はしたが8分遅れで京都に到着した。
松葉杖で傘をさすのは、これまた面倒くさい。 片手に傘をさし、片手にでかい松葉杖2本を持ち、それを使いながら歩く。←考えただけでうっとーしー
HARUKI「タクシー乗ろう」 クマ「うん」
と言ったところで、京都駅のタクシー乗り場の行列は、開門前の日本平くらいの行列で(←誰もわからんって)暑いし、雨だし、クマにとっては、そこで立って待つほうが具合が悪くなりそうな勢い。
クマ「地下鉄で行こう」 HARUKI「へーい」
京都駅の八条口に出たのが失敗だった。 そこから地下鉄の駅までの地下道へ降りる階段には、エスカレーターもなければエレベーターもない。
HARUKIは、でかいスーツケースを一段一段ずるずる引き回しながら降りた。 「優しくない駅だよな、ここは」と言ってHARUKI達を追い抜いていく人も。 そんなこというくらいなら手伝ってくれよ!と思ったりもしたが、時間をかければ降りられるのでHARUKIは地道に階段を下りた。
地下鉄の改札をぬけるとホームに向けてまた階段。 もちろんエレベーターはない、エスカレーターはあるがホームからの上りのみ。狭い上に混んでいるので、HARUKIのずるずる降りは、かなり迷惑。←しょうがないじゃん!
みかねたクマが、片手に松葉杖、片手にスーツケースを持ち階段を下りた。
HARUKI「えぇぇぇぇ、大丈夫?」 クマ「うう」
とは言え、最後はクマが倒れそうになってしまったので、HARUKI必死でクマをつかまえた。
やっと乗った地下鉄。でも、すぐ五条(悲)。
五条駅は古いらしく地上へ出るには階段を上るしかない(多分)。
またまたクマが片手に松葉杖、片手にスーツケースで階段を上り始めた。 やっぱりまた、最後はクマが倒れそうになってしまったので、HARUKI必死でクマをつかまえた。 だぁ。
地上へ出ると幸運なことに雨はやんでおり、あふれていたらしい水もすべて引いていた。
ホテル到着。 先にチェックインしたHARUKI姉と甥っ子はすでにどこかへ観光に出た後らしかった。 鍵を受け取りながら、送り火の鑑賞について説明を聞く。 よーするに8時半過ぎからホテルの屋上が開放され、そこで送り火を見る、ということらしい。
クマ「雨がひどくなってもあるんですか?」 おねーさん「中止になったのは過去に一度だけですので、多分大丈夫だと思います」
大文字は、物見遊山の花火ではなく、れっきとしたお盆の宗教行事である。 ちょっとやそっとのことで中止にはせんだろう。
疲れきっていたクマを部屋に残し、HARUKIは徒歩で四条河原町へ向かった。 歩き出した途端、やんでいた雨がまた本降りになり、ぐっしょり(悲)。
さて、なんでHARUKIがわざわざ雨の中、河原町を目指したかというと、ご当地わちふぃーるどを購入するためである。 HARUKIはスヌーピーマニアであるが、生物としてはネコが好き。ゆえに、ネコキャラのものも嫌いではなく、とくにわちふぃーるどグッズが好き。←他のキャラは絶対買わないけど わちグッズはお値段が高めなせいか人気があまりないのかわからんが、そこら中で販売されているわけではなく、都内でも取り扱い店を探して買うのがそこそこ大変。 そんな面倒くさいキャラのくせに(笑)、今年“ご当地わち”を販売し始めた。
東北、関東、近畿みたいな大きなエリアごとのオリジナルグッズで、エリアによってどんなグッズが出ているかはいまひとつ不明。 なにしろ普段HARUKIがグッズを購入している吉祥寺のお店の店長さんが「買ったら見せて」というくらい。←マジ
今回京都に来るにあたり、わちを取り扱っている店をネットで探しに探してやっとみつけた河原町の謎の店。←大阪と奈良には何店舗かある 地図を片手に大混雑な上に大雨の河原町をHARUKIは疾走ではなく、疾歩した(笑)。
ネットで出力した地図を片手に歩いているとでかいスヌーピーのぬいぐるみが目に入った。 ん? と思って立ち止まるとそこはとても小さいがスヌグッズ専門店。 スヌの和風小物やいままでにHARUKIが見た事がない、京都限定スヌなどが置いてある。
HARUKI「京都関係すごく揃ってますね」 おねーさん「集めました、必死で」 HARUKIがめっちゃほめたので、おねーさん大喜び。
わち屋に行くことなど頭から一瞬でぶっ飛んだHARUKIが、買いまくったのは言うまでもない。←こらこらこら
あーー、買ったぁぁぁぁ、と満足したHARUKIは(笑)、また地図を頼りにわち屋へ向かった。
が!!!!
ない。どんなに探してもない。 あるはずの辺りを何度もうろついたが、ない。 おそらくここだろう、と思われるところは店のシャッターが下りていた。 店の電話番号にかけてみるが、留守電になってしまう。
しょうがないので、店があったと思われる場所のお隣にある小物屋さんに聞いてみることに。
HARUKI「すいません、この辺りに○○○というお店ありませんか?」 おばさん「キティちゃんとかキャラクターグッズ売ってるお店なんでしょ?」 HARUKI「はい」 おばさん「今日で二人目よ、それ聞かれたの」 HARUKI「はぁ」 おばさん「ごめんなさいねぇ、わからないのよ」
ここでHARUKIが驚いたのは、わち屋を探している人間がHARUKI以外にもいたってことだ。 っていうかぁ、おばさ〜ん、お隣の店のことくらい少しは知っとけよ。
HARUKIが脱力感300%で、ふとスマホを見るとHARUKI姉から電話が入っていた。
HARUKI姉「どこにいるの?」 HARUKI「四条河原町」 姉「どこ?」←普通に京都初心者 HARUKI「一番の繁華街」 姉「合流しようよ」 HARUKI「どこにいるの?」 姉「東寺を出てイオンモールのあるとこ」 それは無理! HARUKI「方向が完全に逆だから、ホテルで落ち合う方がいいよ」 姉「わかった」
さて、HARUKIたちが泊まったホテルだが、クマのために“大浴場があるところ”と言って決めた。←手術するって決める前ね 由緒正しそうな古いホテルなのだが、なぜか夕食が食べられない。←レストランの営業をしていない ただ、今回のような特別な日だけ、お願いするとイタリアンの夕食を用意してくれる(らしい)。
送り火は午後8時点火だったので、6時に全員集合して、普段は営業していないレストランへ。 他にも客がいるかと思っていたのだが、結局HARUKIたち4人だけだった(滝汗)。
7時半過ぎにホテルの屋上へ。 曇ってはいたが雨は上がっていた。
お世辞にも広いとはいえないスペースに外国人観光客多数(汗)。 ホテルのおねーさんは浴衣を着て、ビニール傘を大量に持ってうろついていた。
HARUKI「五山全部見えますか?」 おねーさん「妙法の妙の字だけ見えません」
おねーさんに教えてもらった方向に皆で移動。
午後8時過ぎ。 大の文字の端っこから火がつき始めた。 雨はまだ降ってこない。ただ曇っているので山は霞がち。
時間を置いて順次、着火されるらしく、大の横に法の字が見え始めた。 それから順次、船形、小さい大文字、最後に鳥居の形が。
なるほどぉ。
例の女医は「他の行事と違って、なんていうのかなぁ、雰囲気があるのよぉぉぉぉ」と言っていたが、確かに山肌に見える松明の明かりは独特である。
例の女医も京都在住のHARUKIの友人も「鴨川の川原から見る」と言っていたが、今回高いところからほぼ全容を見たので、次に機会があれば川原から見るのもいいかもしれない、とHARUKIは思った。
それから部屋に戻り、甥っ子のipadでスカパーオンデマンドのエスパルスの負け試合を見た。
姉「明日はどーする?」 HARUKI「え、試合だよ」 姉「昼間」 HARUKI「なんでもいいよ。水族館もあるよ」 クマ「お地元のみなさんのお邪魔しちゃ、悪いでしょ、観光客が」 確かに。
するとHARUKI姉は、ネットで検索した「夏限定京都の行事」関係のサイトを読み上げた。
姉「特別公開、島原の置屋さんっていうのがあるけど」 HARUKI「それ、いいかも。あそこ普段行っても何も見られないから」 そうなのだ、この前歩いてみつけた京都の花街、島原。 あそこ、あそこ。
姉「下賀茂神社の特別公開もあるわよ」 HARUKI「遠くね?」 クマ「京都は広くないから、大丈夫だよ」 姉「じゃ、下賀茂神社、島原の両方ということで」 一同「はーい」
「明日は晴れるといいねぇ」と言いながら、眠りについた一同であった。
〜続く〜
Mikan HARUKI
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