この1週間は気ぜわしく過ごした。それを象徴するかのように、本も乱読ラディゲ「肉体の悪魔」マンディアルグ「オートバイ」三島「殉教」。マンディアルグは、棺の中の薔薇園のエロスあるいはゴシック建築のエロスの様な、非常に細部の豪奢なディテールが素晴らしい作家だと思う。そういえば、建築家黒川紀章氏が妻若尾文子に「君はバロックだ」と言った言葉は洒落ていると思う。