サガンでポール・エリュアールの詩が好きになった。「冷たい水の中の小さな太陽」でもエリュアールの詩が使われている。フランス語で読むと、もっと素敵だろう。未知の彼女はぼくのいちばん好きなかたち、 人間であることの悩みからぼくを解放してくれたひと、 ぼくは彼女を見、それから見失う、そして ぼくはぼくの苦しみを甘受する、 冷たい水の中の小さな太陽のように。ポール・エリュアール 朝吹三吉訳