リスト「愛の夢」のレッスンで、メロディーをチェロ八分音符の伴奏をヴィオラと考え、1台のピアノで何弦もの弦楽器をイメージして弾くように言われた。そうすると、奥行きのある演奏に変わる。簡単と思っていたメロディーラインが一番難しい。テクニックで盛り上がる中間部の方がごまかせる。情熱的に弾くところも、ただ鍵盤を叩くだけだと、品のない音になる。強い音も音色を変え、半音の違いを体で感じながら。演奏は集中力との勝負